中村信仁 営業の魔法は実話!?レビュー
営業には魔法がある!?
営業という仕事は、顧客に自社の商品の魅力を知って貰い、契約(導入)して貰うこと、というのが一般的な認識だと思います。
数字という、誰の目から見ても明らかで、ごまかしの利かない世界で、パリッとしたスーツを着て年収何千万稼ぐ人もいれば、人知れず営業という仕事に嫌気が差し、去っていく人もいる。
そんなドラマ以上の現実が渦巻いている大変魅力的な仕事です。
売れる人は、魔法のようなものを持っていて、どんなお客様にも的確に提案し、気づいたら契約書にサインして貰い…という勘違いを、社会人になりたての頃の私はしていました。
その勘違いを、良い意味で裏切れたのはこの本に出会えたからだと思います。
全部書いてしまうとネタバレになってしまうので、かいつまんでレビューします。
中村信仁先生のセミナーに行って、本物だと思った
実はこの本を読んでから、中村信仁先生主催の「永業塾」名古屋セミナーに参加したことがあります。
「お客様のことを金儲けの道具としか思っていない、大馬鹿野郎がいるから営業という仕事のイメージは悪くなるんです!営業は神様から選ばれた人しか出来ない、特別な仕事です。」と熱弁される中村信仁先生のお話を聞いて、胸が熱くなるのを感じたことを、昨日のように思い出します。
中村信仁先生のセミナーに参加してみて、より本の内容を真剣に信じてみようと思うことになりました。実際に営業という第一線からは少し離れてしまいましたが、中村先生の考え方は経営という仕事にも十分通ずる所があり、現在も日々自戒しながら実践中です。
営業には確かにテクニックが存在する。しかし…
私も10年以上営業職、そして営業・販促に関するコンサルティングを行い、現在は会社の営業本部の責任者として営業数値を追いかけているので何となく感覚ではわかるのですが、営業には確かに、テクニックの類が存在します。
しかし、
「どれだけ技術を身に着けたとしても、思いが技術を超えない限り、その技術は決して役には立たない。」
ことを、中村先生は著書の中で仰っています。
例えば、自分が高インセンティブを取りたいが為に契約を貰うことを目的としてお客様と向き合う営業マン。
一方、営業の仕事を始めたばかりでセールストークも全然ダメですが、目の前のお客様に何とか御役に立とうとあれこれ熱心に提案してくれる営業マン。
どっちが話を聞くかと言われたら、間違いなく後者でしょう。
ちなみに、営業受けている側って契約欲しいだけで言ってるのか、本当に何とかしようとして提案してくれてるのか、手に取る様に感じ取ってますからね。
営業の仕事とは、お客様の悩みを解決することで、売ることではない
お客様は日々仕事であったり、生きていく中で様々な悩みを抱えて生きています。
それはこれを書いている私、そして読んで下さっているあなたも一緒です。
営業職はそんなお客様が悩み、困っていることに対し真剣に耳を傾け、解決する為に全力で知恵を絞ることが仕事なのです。
会社からのノルマが厳しい…
いい商品がない…
営業という仕事は自分に向いていない…
と自分都合で考える前に、あなたは目の前にいるお客様に対し、どれだけ誠実に、そして真剣に向き合っているのでしょうか?
ノルマ達成の為に、自分の都合でお客様を勝手に「見込み客」にしていませんか?
それら一つ一つを、この本ではストーリー仕立てで厳しく諫めています。
神様から選ばれた人しか出来ない仕事。それが営業。
そして、「営業を通じて、あなたは誰を幸せにしたいのか。」「営業という仕事なのか、営業という生き方なのか。」ということを私達に問うています。
これは営業職でない方であったとしても、十分に読む価値のある本だと思います。
先ほども書きましたが、営業職は相手の困っていることに対し真剣に考え、解決することの出来る素晴らしい仕事です。
だからこそ神様に選ばれた人しか出来ない、素晴らしい仕事だと思っています。
私自身もコンサルタントとして営業に携わっているのですが、他の営業パーソンとは一線を引いた、徹底的にお客様に寄り添った活動をすることで信頼を掴み取り、そして高い契約維持率を保っているという自負があります。
そのあたりの詳細については、また少しずつご紹介していこうと思っています。
今回も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
前向きで頑張るあなたを、これからも全力で応援し続けます。
ダン