エニアグラム診断でタイプ4だった人が、結果を元にマネジメントする話。

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エニアグラム診断でタイプ4だった人が、結果を元にマネジメントする話。

エニアグラムって一体何?

マネジメント研修でエニアグラムを学んだけどどう活用すればよいかわからない…

エニアグラムって何処で診断することが出来るの?

今この記事をご覧になられているあなたは、「エニアグラム」という言葉に対して大小問わず疑問を持たれていることと思います。

今回の記事では、そんなエニアグラムの疑問や扱い方についてご紹介したいと思います。

この記事を読むことで

エニアグラムがどういうものか具体的に理解出来る

エニアグラムの結果を元に、業務で活かしていくきっかけを掴める

エニアグラムを取り扱う上での注意点が理解出来る

ようになります。是非エニアグラムについて理解し、実用的に活用出来るようにトライしてみて下さいね!

では早速行きましょう!

目次

エニアグラムってなんだ?

エニアグラムの語源・起源

エニアグラムの語源

エニアグラムは、ギリシャ語の数字の9を意味する「エニア(ennea)」と、「図」を意味する「グラム(gram)」を組み合わせたところが語源となっています。

言葉の意味からするに9角形、と言った所でしょうか。

実際にエニアグラムの図を見ると9角形のようなビジュアルをしていますね。

エニアグラムの起源~結構奥深いぞ!?~

エニアグラムの起源については諸説ありますが、ダンが知っているものを幾つか紹介します。

エニアグラムはもともと、1900年代初頭にロシア人が中東・アフリカあたりの人里離れた修道院にて発見したと言われています。

そこから研究がどんどん進んでいき、1900年代後半にもなると学術的な分野では

人間の性格分類学の一つ

として注目されるようになっていきます。アメリカのクラウディオ・ナランホという方が学術用に人間には9つの性格がある、とまとめて体系化したことで一気に普及したようです。

つい100年程前に修道院にあったものがここまでメジャーになること自体驚きですが、そもそも何故そのようなものが修道院にて保管されていたのか、というのが個人的には大きな疑問ですね。

発見されたのは1900年代初頭、そして学術として普及しだしたのが1970年代頃からと言うことですが、ここで一つ疑問が浮かびます。

「エニアグラムの起源って一体どこの誰が始めたの?」と言う事。

見つけたのはロシア人、体系化し、広めたのはアメリカ人と言うことはわかりました。

では、それを作った人って一体誰なんだ?という話なんですが、これには諸説あります。

古代ユダヤ人が、それまで伝承してきた知識を元に起源となるものを作っていたという説

イスラム教のとある一派が作り出したという説

などがあり、まだ決着はついてなさそうです。

イスラム、ユダヤ、キリストと世界でも有名な3つの宗教の影響を受けている、とも言われています。学問には宗教的な教義が絡むことも多そうですね。

大きく9つのタイプに分類。それぞれ特徴が違う

エニアグラムは先述した通り人間の性格に関する学問として扱われており、性格に応じて大きく9つのタイプに分類することが出来ます。

タイプ別の呼び方は様々な学術によって異なるので、日本エニアグラム学会さんの呼称に準じて順に紹介すると

タイプ1 改革する人

タイプ2 助ける人

タイプ3 達成する人

タイプ4 個性的な人

タイプ5 調べる人

タイプ6 忠実な人

タイプ7 熱中する人

タイプ8 挑戦する人

タイプ9 平和をもたらす人

と分類されます。

タイプ別の特徴に関しては後日加筆していく予定です。

エニアグラムにおける自分のタイプ診断方法

じゃあ自分は一体何のタイプなんだろう?何処でタイプ診断出来るの?

と思われたことと思いますので、そちらを紹介致します。

エニアグラムの診断方法ですが、

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にて回答することで結果がわかるようになっています。

無料で診断出来ますので、是非一度やってみることをオススメします。

目安と書いてありますが、実際に出た結果を自分の性格や考え方と突き合わせて見るとある程度答え合わせにはなるでしょう。

そして大体その答え、合ってることが多いのでこれで問題ないです。

エニアグラムの診断結果をマネジメントで活用していく理由

エニアグラムについて、ザックリとどんなものかご理解頂けたかと思いますので、この章ではエニアグラムを実際に仕事でどう具体的に扱っていくかについて解説していきます。

相手のことがよくわかる

エニアグラムの結果から相手がどんな人か、ということがわかるのはエニアグラムを行う上での大きなメリットと言えるでしょう。

表面的な言動や行動ではなくきちんと体系化された質問に答えて行った上での結果ですので、学術的な裏付けもあり信憑性は高いです。

仕事、プライベート、お金、勝ち負け、成功や失敗、個性的、忖度…

大切にするべきものは沢山ありますが、タイプ毎にその優先順位がビックリする程変わりします。同じ人間なのに面白いですよね。

相手によってかける言葉がわかる

相手のことや特徴、大事にしている価値観がわかると何が変わるかというと

相手にかける言葉が変わります。

先程の大事なものに対する優先順位がタイプ毎に違う、という話と関連するのですが

同じ言葉を相手にかけても奮起する人もいれば、モチベーションを下げてしまう人も出てくるということです。

ではどうすればよいのかというと、答えはシンプルで

タイプ毎に合った動機づけやモチベーションアップの声がけの仕方を学んで、

それをタイプ毎に分けて伝えてあげる、ということに尽きます。

めんどくせーなぁと思った方もいるかもしれませんが、慣れて来ると全くめんどくさくありません。

むしろタイプがわかり、大切にしている価値観がわかると脊髄反射のようにタイプ別に合った声をかけられるようになります。

上手く行ってる時に褒めてあげるのか、あえて放置するのか。

上手く行かない時に黙って見守るのか、突き放すのか、慰めるのか。

実はこれ、どれもアプローチとしては正解なのですが、場合によっては間違いになります。

相手にどの方法が一番刺さるのか戦略的に考えて伝えないと、よかれと思って伝えた言葉や思いが水の泡、なんてことは本当によくある話です。

話せばわかる、という側面も確かにありますが、どうせなら一発で相手の心を鷲掴みに出来るような言葉で相手とガッチリ繋がりたいですよね。

エニアグラムのタイプ別結果で、それが手にわかるようになります。

余談ですが、ビリギャルで有名な小林さやかさんを指導していた坪田信貴先生も、エニアグラムを用いて指導にあたっていたようです。

https://promo.kadokawa.co.jp/9types/biz9type/

ダンは一緒に働く仲間のエニアグラム結果をエクセルでまとめていて、仕事でトラブルが起きたりコミュニケーションを取る際にはこれを頻繁に見てアプローチするようにしています。

人それぞれアプローチが違う為、「俺には厳しいのにアイツには優しいじゃん…」

という誤解を生みがちな面があるのは否定出来ません。

その為、エニアグラムの結果と研修の時に

ダン

怒ったり褒めたり対応は一人ずつ変えるけど、前提として「成果が出る為の最善手」を目指して行うから。好き嫌いでは絶対にやらないからそこは信用して。

と伝えておきました。実際に100%完璧にアウトプット出来ているかというと出来ていないのですが、

扱う人間がどういう目的でやろうとしているのかをきちんと仲間に伝えておくことはとても大事だと感じます。

ちなみに同僚にはダンがタイプ4という結果が知れ渡っていることもあり

「とっぴよしもないことを突然言い出すけど、着眼点はマネ出来ない」

「常識って概念が良い意味でないから、刺激が多い」

ということをフィードバックされることが多いです。

あの大手企業もエニアグラムを活用していた!?

エニアグラムを人材開発の為の有用なツールであることは、導入した企業名を見ても明らかです。

Google、Apple、IBM、Amazon、ソニー、トヨタ、楽天、GMOグループ…

マネジメント研修の一貫で採用されるケースもあるようですね。

只の心理学の一つと侮るなかれ。誰もが一度は聞いたことがあるような企業が採用しているということは、

それだけこのエニアグラムという学問に価値がある、ということにほかなりませんね。

自分のことも知ってもらえる、相互理解の為の最適なツール

相手のことを理解し、刺さる言葉が見つかる、と紹介しましたが

裏を返すと、相手にも自分のことを理解して貰う良いキッカケとなります。

自分のタイプが相手に理解されることで、

「この人ならこういう所こだわりそうだな」

「こうやって伝えてみよう」

と同僚の方も自発的に伝え方を工夫するようになります。

また、言葉足らずでトラブルが発生した時も

タイプ別の性格を振り返ることで、コミュニケーションの何処にエラーがあったのかを突き止めることが出来ます。

そうやって繰り返していくうちに無意識に相手の立場で考えて発言したり、振り返ることが出来るようになってきます。

○○さんと△△さんは仲が悪い…

みたいな話は何処の職場でもよく聞く話かもしれませんが、双方の言い分や価値観を冷静に整理することで歩み寄れる距離も全然違ってきます。

結果的に「苦手ではあるけど、相手の価値観として受け止められるようになった」という所ぐらいまでで落ち着くことが多いです。

ただし全部テンプレートのようには行かない。微調整は必要

エニアグラムを導入し、マネジメントに活かしていくことのメリットを幾つか紹介しましたが、勿論デメリットも存在します。この章ではデメリットについても紹介します。

タイプ毎の特徴が全部人に当てはまる訳ではない

タイプ毎に性格や特徴があることはご紹介しましたが、タイプに沿って全員が全員当てはまるかというと、そういう訳ではありません。

キミはタイプ1だから…と本人が納得してもいないのに勝手にタイプを決めつけたりすると、タイプ誤認という事態が発生します。

タイプ誤認により、よかれと思ってかけた言葉が相手のことを傷つけてしまう、なんてことになると折角のエニアグラムも効果が半減してしまいます。

必ず出た結果に対して、本人がそのタイプで納得出来るのかどうか確認しましょう。

タイプ1の人でも、タイプ4のような接し方が必要な人も当然考えられます。

多かれ少なかれ他のタイプも内包しているケースが殆んどですので、エニアグラムの結果におんぶにだっこではなく

これまでの関係で積み上げてきた内容も大切にしましょう。

特にネガティブ部分を引っ張り出して攻撃したり、嘲笑しない

エニアグラムに限らずパーソナリティについては「特徴」である為、タイプ毎に当然ですが優劣はありません。

お前はタイプ5だからダメなんだ、タイプ8だから期待してるぞ、なんて言われてもそれが直接のモチベーションには繋がりにくいでしょう。

特に前者は個人のパーソナリティを直接的に否定する言動です。エニアグラムを用いた個人の人格を攻撃することは絶対にあってはならないことです。勿論エニアグラムを使わなかったとしてもですが。

まとめ

今回エニアグラムについて紹介させて頂きました。

大手企業でも導入実績があり、人材育成としても使用されているツールとなります。

タイプ毎の特徴、長所、短所をお互いが理解しあうことでよりビジネスに活用出来、特に人間関係がより円滑に構築出来るようになりますね。

ただしタイプ分けはあくまで9つのタイプの中で一番色濃いものであるという目安でしかないので、典型的なタイプの人もいれば、タイプ上そうだけどあまり色濃く出ていない、ということもあります。

タイプ毎に合わせたアプローチ方法は大枠ではありますが、これまでの人間関係の中で積み上げてきたものも軽視してよいわけではなく、バランスよく活用しながらお互いを理解し、成果に結びつけていけるといいですね。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

日々頑張って働かれている皆さんを、これからも応援します。

ダン

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