千田翔太 結婚相手は中村真梨花 反則負け経験のある夫婦は史上初!?
千田翔太先生と言えば、将棋ファンの方からすると今後タイトル戦線に名乗り出てきてもおかしくない
有望な若手棋士の一人として有名ですよね。
ですが、2022年の12月順位戦B級1組、近藤誠也先生との対局にて
初手で手番を間違えて指したことによる反則負けにより将棋ファン以外の方にも大きな話題を提供することとなりました。
将棋を知らない人からすると何やってるの!って感じられるかと思いますが
将棋ファンからすると勝負の為極限まで集中している先生方ですから、
このようなことが起きても別に不思議ではないよな、と感じられたことでしょう。
そして今度は良い意味で話題を作って下さいました。
今回は良くも悪くも時の人となった千田翔太先生のご紹介をしたいと思います。
千田翔太 中村真梨花と結婚!妊娠はしてる!?
千田翔太 結婚
千田翔太先生が、2023年10月10日に
女流棋士である中村真梨花先生と9月末に結婚された旨発表致しました。
おめでとうございます!大変めでたいことですね!
中村真梨花先生は36歳、千田翔太先生は29歳ですので
姉さん女房(古い言い方ですが)ということになりますね。
中村真梨花先生は妊娠している?
結婚と同時に気になるのは中村真梨花先生が妊娠しているかどうかですが
現時点ではその情報はわかりませんでした。
分かり次第加筆させて頂きます。
中村真梨花ってどんな方?
中村真梨花先生は1987年に神奈川県で生まれた女流棋士の先生です。
15歳で女流棋士となられ、振り飛車を武器にこれまでに
タイトル挑戦3回(倉敷藤花、女流王将、女流名人 各1回)
非公式戦優勝6回(白瀧あゆみ杯2回、LADIES HOLLY CUP1回、世田谷花みず木3回)
の実績を誇る実力派の女流棋士です。
また、2017年には女流棋士会役員を2年務められていらっしゃり、人望の厚さも伺えますね。
きっと中村真梨花先生のそのようなお人柄に千田翔太先生も惹かれたのではないかと愚察致します。
千田翔太が婿入り!?
発表によると、千田翔太先生はこれからも「千田翔太」として活動していくということなのですが
裏を返すと、これは千田翔太先生が中村真梨花先生のおうちに婿入りしたということが考えられますね。
戸籍上は中村翔太、棋士としては千田翔太のまま。
今や男性が婿入りすることも珍しくないですし、
更に千田翔太先生を応援しようという気持ちになりますね。
よくある?棋士と女流棋士との結婚事情
プロ棋士の先生と女流棋士の先生のご結婚となりましたが、
過去にもプロ棋士と女流棋士の結婚は割とよくある所で、有名な所で言いますと
塚田泰明先生と高群佐知子先生(お子様が女流棋士の塚田恵梨花先生)
横山泰明先生と島井咲緒里先生
及川拓馬先生と上田初美先生
出口若武先生と北村桂香先生
中座真先生と中倉彰子先生
本田奎先生と山根ことみ先生
等があります。
その他にもいらっしゃるのですが、既に離婚されていらっしゃったりなど…あったら是非教えて下さいね。
千田翔太先生と中村真梨花先生には末永く幸せになって頂きたい所です。
同業の先生方からのお祝いコメント
同業の棋士の先生方からお祝いのコメントが続々と発せられているので、一部紹介します。
千田翔太先生の師匠、森信雄先生。
森信雄門下の姉弟子室谷由紀先生。
他にも遠山雄亮先生など沢山の先生方がお祝いのメッセージを送ってらっしゃいました。
千田翔太 生い立ち~プロになるまで
将棋を始めたのは5歳の時
千田翔太先生は1994年の4月10日、大阪府の箕面市にて誕生します。
将棋を始めたきっかけは5歳の時。
近所の小学生の方から手ほどきを受けたことで将棋に興味を持ち、将棋を始めます。
近所の知り合いや友人に将棋を教えて貰ったパターンの先生で有名な方は
羽生善治先生なのですが、千田先生もそのパターンということになりますね。
奨励会に入会。師匠は森信雄
その後着実に力をつけられ、2006年、千田翔太先生が12歳の時に奨励会に入会されます。
師匠は森信雄先生で、関西では井上慶太先生と並ぶ有名な師匠。
森一門という言葉がある程有名で、門下生には故村山聖先生をはじめ
山崎隆之先生、糸谷哲郎先生、室谷由紀先生等実力派の先生方がいらっしゃいます。
12歳で奨励会に入った千田翔太先生は、入会1年で6級から4級に
そして2年目で4級から1級へと着実に、そして踊るべきスピードで昇級していきます。
しかし1級に昇級してからは足踏みが続き、1級から初段へ昇段するまで約1年要しています。
それでも中学の時点で初段ですから、かなりの速度なんですけどね。
その後も順調に昇段し、中学卒業と同時に三段へ昇段。
プロ棋士になる為の最後のハードル、三段リーグへ参戦します。
三段リーグ~プロ棋士へ
三段リーグには通算6期在籍し、6期目の2012年後期
15勝3敗の成績で四段(プロ)に昇段しています。
昇段した際は
谷合先生、黒沢先生、池永先生、戸成先生、青嶋先生と言った
実力棋士の中から勝ち上がって昇段を決めていますし
在籍期間中にも八代先生、井出先生、石井先生、増田先生、藤森先生、西田先生
と言った強豪の先生方としのぎを削りました。
三段リーグの通算成績は69勝39敗、勝率は.639でした。
また、2011年の新人王戦に奨励会3段として臨んだ際は
当時既にプロになっていた岡山の竜、菅井竜也先生を破ってベスト8に進出しています。
千田翔太 プロ入り後の戦績 A級棋士へ
順位戦
プロデビューから2期目の2014年度にてC級1組に昇段します。
B級2組には3年後の2017年度、翌2018年度に現在のB級1組に昇級しています。
鬼の住処と言われるB級1組に既に4年在籍している時点で、千田翔太先生の実力が伺えますね。
そして2023年度の順位戦でB級1組から遂に昇級を果たし、念願のA級入りとなりました。
2024年度からはA級でトップ棋士達と鎬を削ることとなりました。
遂に最高峰のA級へ!千田翔太八段誕生ですね!
オープン戦・トーナメント
デビュー初の王位戦では森内先生、豊島先生、行方先生という実力派の先生を破り
更に先日の竜王戦で藤井聡太先生と熱戦を繰り広げた広瀬先生とのプレーオフを制し、
木村一基先生との挑戦者決定戦に挑みます。
結果負けてはしまいますが、プロデビューして即挑戦者決定とはかなりの上出来だったのではないでしょうか。
その後2015年のNHK選手権で糸谷先生、行方先生、久保先生とここでも強豪を破り
決勝に進出します。
決勝では村山先生に敗れるものの、ここでも初出場にして準優勝と素晴らしい結果を残しました。
初のタイトル戦へ
翌2016年には叡王戦の決勝に進出し、佐藤天彦先生に敗北し準優勝となりますが
その後の棋王戦にて豊島先生、森内先生、久保先生と言った実力派の先生を破り
遂に念願のタイトル戦に出場しました。
タイトル戦では渡辺明先生と相まみえます。
五番勝負のうち先に2勝を上げ初タイトルに王手をかけますが、
そこから連敗し、残念ながらタイトル獲得とはなりませんでした。
しかしながらこの頃からトーナメント式での強さを存分に発揮しており、近い将来タイトルを取る日も近いのではと
将棋ファンの間では囁かれていました。
念願の朝日杯初優勝、三連覇を目指す藤井聡太先生を破る
そして2019年度の朝日杯にて遂に念願のタイトルを獲得します。
トーナメント本戦で忍者銀屋敷先生、地球代表深浦先生を破ると
準決勝で過去二連覇しており、三連覇を狙っていた藤井聡太先生にも勝利。
藤井聡太先生の三連覇の野望を打ち砕きます。
そして決勝では軍曹こと永瀬拓矢先生を破り、見事優勝を飾ります。
2021年度の順位戦でもA級まであと一歩と迫りましたし、これからが楽しみな若手の棋士の一人ですね。
千田翔太 反則負けからコンピュータ将棋の申し子まで
ここからは千田翔太先生の素顔に迫っていきます。
コンピュータ将棋への造詣が深い
コンピュータ将棋に対する造詣が深く、各ソフト毎の癖、棋風みたいなものにもお詳しいそうです。
しかしコメントにもあるように、ソフトを丸暗記という訳でもなく
元々の自分の棋風を残しながら棋力を上げていく工夫をされているようですね。
怪物藤井聡太を生んだのは千田翔太!?
今では棋士の間でもAIによるソフトの研究もかなり進んでいますが
その先駆けとして名を挙げたのが千田翔太先生であることはよく知られていることです。
ところで、現在名実共に最強の呼び声が高い藤井聡太先生ですが
その藤井聡太先生にAIの研究、ソフトを教えたのも千田翔太先生だと言われています。
まだ藤井聡太先生が奨励会三段だった2016年5月頃、藤井先生に将棋ソフトを利用したAIの研究を進め
実際にインストールの方法まで指南したそうです。
そこからの藤井聡太先生の数々の伝説は言うまでもありませんよね。
藤井聡太先生から多々繰り出されたAI越えの一手や達成してきた大記録は、
千田翔太先生のAIソフト指南がなければ誕生していなかったのかもしれません。
藤井聡太先生からすると、千田翔太先生はもしかしたら恩人の一人なのかもしれませんね。
またそんな千田翔太先生ですが、AIソフト研究の先輩としての意地?もあるのか
藤井聡太先生からは2勝されている数少ない棋士の一人です。
ソフト研究をしている者同士、手がわかりやすいなど相性みたいなものがあるのかもしれませんね。
ソフト指しの申し子ゆえ?あの騒動の渦中の人となる
そんなソフト指しの申し子ととしての地位もあるのか、
2016年から2017年にかけて発生した、三浦弘行先生のソフトを使用した不正指し疑惑の件で
将棋ソフトに精通した棋士として千田翔太先生が連盟を相手に見解を報告することがありました。
複数の棋士がソフト指しを指摘する中、結果は三浦弘行先生の潔白が証明され
当時の理事2名の辞任、3名の解任に至った将棋界を揺るがす大きな騒動でした。
それゆえ当時のソフト指しを疑った側の棋士に対する非難はごく少数派ですが今もあり
現在もSNSを覗くと、千田翔太先生への批判が散見されます。
千田先生に関してはあくまで当人の見解を述べたまでの話ではあるのですが
このような騒動に巻き込まれた形になってしまい、後味の悪いものになってしまいましたね。
まさかの反則負け。先後を間違える
そして冒頭でも紹介した、2022年12月順位戦での先後手を間違えての反則負け。
ちなみに相手がまだ指してないのに指す(二手指し)反則負けは
これまでの歴史でも極稀にあるのですが
初手での前後間違いによる反則負けはこれまでの歴史でも3例程しかないそうです。
それだけ盤面に集中し、勝利を目指していたと考えられることもできますね。
史上初!?夫婦揃って反則負け
千田翔太先生の前後間違いによる反則負けが大きくクローズアップされていますが、
実は奥様となる中村真梨子先生も過去に王手放置による反則負けがあります。
ただし奥様の中村真梨花先生の場合は、超短時間で指す早指しの対局だったこともあり
時間のプレッシャーによるものが大きかった点は否めないかと思います。
今の所ザッと調べた所ですと、ご夫婦揃って反則負けされた棋士の先生方はいらっしゃいませんので
という事態になってしまいました。
ただしまぁ、お互い反則負けした時のやるせない感情はかなり深い所でわかりあえると思いますので
それらもネタとして昇華されていくことと思います。
まとめ
千田翔太先生の記事、如何でしたでしょうか。
思わぬ反則負けで、将棋を知らない世間の方々にも名前を知られてしまいましたが
順位戦ではB級1組に在籍し、オープン大会での優勝経験、そして準優勝経験もあります。
何よりタイトル戦に出場したことからも、千田翔太先生はただのネタの人ではなく
非常に実力の高い棋士であることが理解頂けたかと思います。
今では棋士の方が当たり前に行っているソフト研究も、千田翔太先生の手にもたらされた部分が
多分にあると考えてよいでしょう。
また、今回ご結婚されたということで更に将棋にも力を入れ、
誰もが狙う打倒藤井聡太の一番手として名乗りでて欲しい思いでいっぱいです。
これからもソフト棋士の第一人者として、千田翔太先生が各方面でご活躍されることを
心から願っています。
ダン
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