人間関係で退職していい3つの理由
会社を辞める理由の多くが人間関係であることはご存じかと思います。
しかし表立って〇〇さんが気に食わないから辞めた、とは転職の時に言う人は少ないでしょう。
何故なら、人間関係で辞めたと面接時に言うと
転職活動においてはマイナスとされ
この人、ウチに来ても人間関係で辞めるのでは?
と思われがちだからです。
とはいえ、それはあくまで建前の話。
転職を6回したダンの個人的な体感としては、
退職する7割以上が人間関係によるものと思っています。
そこで今回は、表立っては言えないけど
人間関係で退職してよいのか、というお悩みを抱えている方向けに
記事を書きました。
今回の記事を読んで頂くことで、
ああこういう理由で辞めていいんだ、と言うことが理解いただけますと幸いです。
それではどうぞ。
人間関係に行き詰ったら退職しても良い
自分の心身の健康以上に大切な仕事はないから
人間関係なんかが原因で辞めるなんて…
と言うことを真顔で言う時代錯誤の方が未だにいるのは事実です。
ですが、その価値観は何十年も前の高度成長期の頃の話で
今はもう個人がビジネスシーンでの主役となる時代です。
仮にそのようなアドバイスをされたとしても無視してOKです。
今は多様化がかなり進んだこともあり
転職することが当たり前になった時代。
だからこそ毎日健康で元気に仕事が出来ることが重要で
そこに支障をきたすようなことをしてまで
仕事をする価値が現代にはほとんどありません。
終身雇用が当たり前だった時代のように
会社が定年まで面倒を見てくれて
家族が食いっぱぐれないだけの給料をきちんと支払ってくれる
のであれば身を粉にしても働く必要性があったのでしょうが
残念ながら今は一部の大手企業を除き
そのような会社はありませんので、
人間関係によるストレスで心身に支障を及ぼすような事態になったら
ストレスのない環境に身を置くことも考えましょう。
アナタの健康以上に大事な仕事なんてこの世にはありませんから。
そして、有難くアドバイスをくれる人も
究極はアナタの人生を保証してくれません。
だって所詮は他人ですから。
最終的には自分の人生に対し責任を持つのは自分ですから。
我慢してまでやるメリットはある?
とはいえ、在籍年数が長かったりすると
なかなか退職への踏ん切りがつきにくかったりしますよね。
その時にはこう考えることをオススメします。
もし今の会社に居続けることが後悔しないのであれば
多少人間関係がしんどく、ストレスを抱えてでも
会社にいるべきだとダンは思います。
しかし、会社に居続けることで
自分の人生って何だったんだ、と言う後悔が
起きる可能性が高いのであれば
新しい環境に飛び込んでいくことを強くオススメします。
その会社じゃないといけない理由がない
人間関係が良好な会社は沢山ある
転職活動をする上での不安として代表的なのが
今の職場より待遇が低くなったらどうしよう
次の職場でも上手くやっていけるかな
という所だと思います。
かくいうダンも転職の度にその不安とは常に向き合って来まして
上手く行くこともあれば、勿論上手くいかないこともありました。
ただ一つ言えるのは
✅人間関係が比較的良い職場は確実に存在する
✅良い上司に巡り合うことは必ず出来る
ということ。
勿論100点満点の人間関係と言うのは難しいですが
ウマの合う職場、合わない職場と言うのはありますし
自分の育んできた価値観、バックグラウンドを
尊重してくれるような職場に転職出来れば、基本的には人間関係で
大きく悩むことは少ないと思います。
ダンも片方の職場だと露骨に人間関係が上手く行かなかったことが多いのに対し
もう片方だと驚くほど人間関係が円滑で、なんてことがありまして
現在の職場はまさに後者で、有難いことにNo.2の椅子まで拝受させて頂いております。
ダンの場合は、根暗が多くて減点主義な職場は徹底的に合わなかったですね。
ろくに仕事も出来ないような40~50代のオジサンが
口を開けば他人の粗探しことばかり。
じゃあ自分はやれるのかと聞いたら絶対にやれないような人たち。
偉そうに他人を批評する暇あったら、手動かして結果出してから言えよ。
っていつも思ってました。
部活でレギュラー取れないダメ先輩がそのまま大人になったような感じの方々と
働くのはとっても苦手でしたね。
逆に根アカが多くて、失敗を恐れず挑戦するメンタリティを持った会社とは
抜群に相性が良いように思います。
好き勝手思ったことを言える立場でもありますが、
同様に好き勝手思ったことを言われる立場でもあり
それが良くも悪くも対等な感じで、
社歴や年齢関係なくお互いを尊重しながら仕事が出来る
カルチャーはとても気に入っています。
会社(上司)のカルチャーと自分が持っている価値観が合っているのかどうかは
そういう意味でも大事だと思います。
その会社でしか得られないものは何?
ウチの会社は特殊だから…
と特にミドル層以上が話されるのを時々耳にすることがあります。
断言します、そんなことは絶対にありません。
7社渡り歩いた経験上、特殊と言われて
特殊だったケースはありませんでした。
なんならもっと特殊である会社なんて、同業のリサーチしてみればザラにあります。
現在弊社もユニークなことをやっており、
少しずつそれが認知されてきてはいますが
自分達でそれを特殊だと思ったことは一度もありません。
特殊かどうかを決めるのはそもそも外野であって自分達ではない。
自分でそれを特殊と言っちゃう時点でだいぶズレてるよね、という話です。
少し脱線しましたが、特殊な会社は基本的には存在せず
同じ法人ですから、業種・業界で若干の違いはあれど
基本的に根っこは変わりません。
売り上げがあって、支払いがあって…が存在しない会社・法人なんて
休眠会社以外ありえないですからね。
なので、会社の特殊性については基本的に考えなくてもよいです。
特殊な特許等を持っていて、それに関する研究をしている等の例外を除いては
今会社で学んでいることは、他の会社に行っても十分に学ぶことが出来ます。
加えて言うなら、新しい環境で意欲的に学ぶことが出来れば
今の会社以上のものを普通に学べるようになります。
もしこの考え方が引っかかっているようであれば、
そっと頭の中で「ごみ箱に移す」作業をしましょう。
上司と合わないのは辞める理由になる
学ぶものが少ない上司は不要な存在
人間関係と書いて一番に浮かぶものが
直属の上司との関係性
でしょう。
露骨なハラスメント等で心身に不調をきたした場合は勿論ですが
そもそも人として尊敬出来ない
仕事が出来ない
その人の下で成長出来るイメージがない
状況下が長期間に渡って続く場合、
間違いなく自分自身にも危害が及ぶことが考えられますよね。
ここで危害が及ぶのは、自分の心身だけでなく
キャリアそのものであることも十分考えられます。
何年にも渡り、ダメな上司の下で仕事をした結果
何のスキルも身につかず、転職市場でも高値が付かない人材に…
なんてことになってしまっては目も当てられません。
そのような状況が続く場合は退職という選択肢を選びましょう。
見極めの期間は3年~5年
そんなあまり学ぶものがない上司と一緒に過ごす期間ですが
個人的には最長でも5年だと思います。
出来れば3年で、これ以上大きな成長が見込めないようであれば
退職し、次のステージに行くことを検討しましょう。
定期的に異動があり、数年毎に上司が変わる場合は別ですが
会社の規模がそこまで大きくなく
人事も殆ど動かず、向こう何年も上司部下の構造が変わらない場合ですね。
ビジネスマンにとっては時間はお金以上に大事で、
特に20~30代後半までの1年は何物にも代えがたい程貴重なものです。
上司である以上、全く学ぶことはないでしょうから
幾つか自分にとってタメになるものもあるとは思いますが
やってるレベルがあまりに低かったり
自社でしか通用しないようなスキルだったりすると
次へのステップアップが難しくなります。
このことは以前書いた記事も参考にして貰えると幸いです。
成長を阻害されてると思うとイラつかない?
シンプルに、アナタのキャリアはアナタだけのものであって
自分で高みを目指すことも、安定したキャリアを築くことも自由なハズ。
それをいい加減な上司に阻害されたらシンプルに腹立ちませんか?
同様にキャリアを決める権利があるのもアナタだけで
他人はアドバイスこそあれ、介入する権限はありません。
ただし闇雲な人間関係退職は辞めよう
ここまでは職場での人間関係が良好ではないことにより
成長が見込めない場合の方法として退職することをお伝えしましたが
自分にも向けるベクトルはある筈なので、そのことについてもお伝えします。
あくまで自分に大きく非がない場合の方法
人間関係が良くないことによる退職は、方法としてはアリだと思います。
しかし、それはあくまで相手側に大きな責があり、
自分ではそのコントロールが極めて困難な場合に限ります。
社内に配置転換をリクエスト出来る環境があったり
他の部署で学べる選択肢があったり
上司と直接面談して、自分が思っていることを伝えられる
など
自らの努力で環境を打開出来る可能性がある場合は
まずそちらを着手しましょう。
上司が気に食わないからいきなり退職、は
さすがに元ジョブホッパーのダンもドン引き案件です。
自分にも当然非はある。ちゃんと向き合おう
そして、人間関係が良好でなかったという事実については
相手に非もあることは当然として
自分にも非があったことをきちんと理解しましょう。
何故なら人間と人間がやることですから、
片方が100%全て非があることは基本的には考えにくいからです。
例えばハラスメント等の行為は相手に100%非があるとしても
そこに至るまでに自分が相手に対して何か不愉快な思いをさせたり
また期待されているパフォーマンスを発揮出来なかったり
指示されたタスクをいつも実行しなかったりなど
そういったことが引き金になっていたのだとしたら
あなた自身もそれらの行動を修正する必要はあります。
ハラスメントされたから自分は100%被害者!
会社や上司が悪いから辞めた!
と一方的な考えではなく
その中で自分が起こしてしまったことや、今後改善出来る点については
真摯に受け止めて改善をしましょう。
是非こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
まとめ
今回は人間関係による退職について記事を書かせて頂きました。
退職理由の7割以上がこれに該当するということで
今転職を考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。
ビジネスマンである以上、上司と部下の関係はいつまでも続いていくものですが
自分とのキャリアと照らし合わせて
その関係が適切かどうか、是非考えて欲しいと思います。
学校の先生と一緒で、恩師と呼べる人達は本当に少ないですから…
ちなみにダンは6回の転職の中で、恩師と呼べる上司に
一度だけお会いすることが出来ました。
ダンの価値観は今でもその方の教えがベースになっており
ここまでのステージに引き上げてくれたことに本当に感謝しています。
これからのアナタのキャリアの中でも
恩師と呼べるような素敵な上司に出会えることを
心より願っています。
ダン
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