里見香奈が結婚し福間香奈に!お相手の福間健太さんは元奨励会三段

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

里見香奈が結婚し福間香奈に!お相手の福間健太さんは元奨励会三段

里見(福間)香奈先生と言えば、現在全女流タイトル8つのうち4つを保有する女流棋士の中でもトップクラスの先生です。

そんな里見香奈先生について、本日は記事を書いていきたいと思います。

この記事でわかること

里見香奈先生のプロ棋士編入試験について

里見香奈先生の生い立ちやプロフィール、実績

里見香奈先生のエピソード、こぼれ話など

どうぞ最後までゆっくりとお読みください。

目次

里見香奈が結婚!相手は福間健太 かわいいエピソード

女王が遂に結婚!

これまで里見香奈先生はご結婚されていませんでしたが、

2024年元旦、昨年ご結婚されたことをご発表されました。

ダン

まことにおめでたい!末永くお幸せに!

かつては谷川浩司先生との研究会に、菅井竜也先生と共に参加されていたようで

検索サジェスチョンでも、菅井竜也先生が結婚相手という候補が出てくる状態でした。

実際のお相手は福間健太さんで、2024年より活動のお名前も

里見香奈から福間香奈に変えられて活動されるようです。

福間健太さんは将棋を指されていた方で、元奨励会三段の実力です。

現在はインターネットを活用した将棋教室をやられているようですね。

ダン

里見香奈先生が奨励会に在籍していた時期と被っていますので、その頃から将棋のこと等でコミュニケーションを取られていたのかもしれませんね。

 

福間健太さんは奨励会在籍時代に

近藤誠也先生や佐々木大地先生高見泰地先生、八代弥先生、大橋貴洸先生、梶浦宏孝先生、西田拓也先生と言った

強豪棋士に勝ち越す程の実力者でしたから、実力も相当のものであったと考察出来ますね。

福間健太さんは居飛車、振り飛車も指せるオールラウンダーと言うこともあり

ご夫婦で将棋の話をするようなことがあれば、里見香奈先生にとってもプラスになる要素は大きいのではないかと思います。

 

福間健太さんのお兄様は将棋barルゥク高槻店のマスターである福間貴斗さんのようで、

弟の福間健太さんがご結婚されたことをX(Twitter)でも呟かれています。

 

ご兄弟揃って将棋業界の方と言うことですので、ご結婚後もより一層の里見(福間)香奈先生のご活躍に期待したいですね!

意外とスポ根系!?

お父様の影響で学生時代からマンガを読んでおり、「ろくでなしBLUES]や「空手バカ一代」等を愛読されていたようです。

ゴリッゴリの男臭さ全開のマンガですね…福間健太さんも男性らしさゴリゴリなんでしょうか…

そこから格闘技にも興味を持たれ、山崎照朝さんの熱狂的ファンになり、20歳で女流王位を獲得した際は念願の対面を果たされています。

しかも里見香奈先生、女流棋士になられてからも体力づくりということで中学時代は卓球部に所属し、しかも県大会にまで出場されているという多芸ぶりを発揮されています。

里見先生曰く「まぐれで勝ってしまった」とご謙遜されているようですが、

ダンも学生時代は卓球部で県大会選手だったからわかります、

都道府県のレベル関係なく卓球はそれなりのセンスと練習量がないと県大会は行けません。

将棋を指す=文科系のイメージが付き纏いますが

考え方ややってこられたことは完全に体育会系のソレなんですよね…

好きな食べ物

里見香奈先生の好きな食べ物はすき焼き、シュークリーム、フルーツ牛乳、うなぎ。

ゲン担ぎにカツ丼を召し上がられることもあるそうです。

苦手なものはピーマン。出雲のイナズマもピーマンの苦みは攻略出来ず投了されるんでしょうか?

女子高生だった頃のかわいい里見香奈先生

勿論今も大変お綺麗な里見香奈先生なのですが、16歳の頃のタイトル戦で清水先生と対局している映像がありました。

将棋は人生そのものである、という発言を16歳にしてされることにも驚きます。

そして一年前、負けたことに悔しくて涙を流した時から成長し、清水先生も

対局時の振る舞いに成長した姿が見えたことを仰られていました。

里見香奈先生がタイトルを取り出した原点ですね。

そして、ABEMA女流トーナメントではその清水市代先生、妹の川又先生と共にチーム里見を結成されていらっしゃいます。

やはり里見香奈先生にとって、清水先生という存在は偉大なんでしょうね。

また、情熱大陸に出演された時の映像もありました。

陣屋さんでの里見香奈先生の振る舞いで爆笑しました(笑)

何というか、里見香奈先生のお人柄が丸ごと出ていていい絵面だなぁ、と思います。

元竜王名人を困惑させる!?食事中に…

元竜王名人で、現在もトップ棋士のお一人でもある豊島将之先生が語っていたエピソードが衝撃的でした。

「食事中に(里見香奈先生が)盤を出されて…食事中に盤を出されたのは三浦(弘行)先生と里見さんだけです。」

と、将棋に対するストイックな姿勢を元竜王名人からも評価されたのでした。

ちなみに三浦先生は、結婚式に出席された際も自席で詰めパラ(※詰将棋パラダイス。詰将棋の本)を解いていたというエピソードが語られる程の努力の棋士の一人です。

里見香奈先生の現在の地位は決して降って湧いたようなものではなく、たゆまぬ努力の先に築かれたものがよく

里見香奈と編入試験

編入試験とは

編入試験とは、本来奨励会三段から四段への昇段を以てプロ入りとする

現在のプロ棋士になる規定とは別のルートでプロ棋士になる方法です。

具体的には

直近の対戦成績の中でプロ棋士から10勝以上かつ勝率が6割5分以上であること(一番いい所を切り取ってOK)

が一例として挙げられます。

その他にはタイトル戦での結果もあり

竜王戦 ランキング戦優勝

王位戦 挑決リーグ入り

王座戦 挑決トーナメント ベスト8以上

棋王戦 挑決トーナメント ベスト8以上

棋聖戦 決勝トーナメント ベスト8以上

の結果を残したり、一般棋戦だと

朝日杯 本戦トーナメント ベスト4以上

銀河戦 決勝トーナメント ベスト4以上

NHK杯 本戦トーナメント ベスト4以上

新人王戦 優勝

等があります。

里見香奈先生が編入試験を受ける際に該当したのは、10勝以上かつ6割5分以上の勝率でした。

女流棋士が編入試験を受けるのは初

編入試験制度は、奨励会員以外の方でもプロになる為の別のルートとなる特例制度ですが、

これまでこの制度を使ってプロ棋士となったのは

花村元司先生(1944年、旧制度)、瀬川晶司先生、今泉健司先生、折田翔吾先生の4名

(※当時。後日小山怜央先生も編入試験合格)

となっており、しかも全員男性棋士。

女流棋士の先生が編入試験にチャレンジするのは初めてとなりました。

結果は残念だが、可能性を十分に感じた

里見香奈先生は2022年の8月に徳田拳士四段との編入試験第一局を皮切りに

編入試験をスタートします。

振りごまの結果徳田先生の先手、里見香奈先生の後手で始まった第一局は徳田先生の勝利となりました。

この時の徳田先生は勝率が約9割と絶好調と言うこともあり

まさに力負けというような形でした。

続く9月の第二局は岡部怜央先生との対局。

先手番と言うこともあり、序盤~中盤にかけて里見香奈先生の差し回しが冴え、リードを奪いますが

残念ながら終盤に逆転負け。

0勝2敗とプロ棋士編入に向け後がなくなります。

そして10月、狩山幹生先生との対局では後手番ながら最後まで粘るものの

有効な攻めが続かず、無念の投了となり

女流棋士初の編入試験は、0勝3敗という結果で不合格となりました。

編入試験の結果だけ見てしまうと残念ですが、

この編入試験までに多くの男性棋士の先生を破ってここに辿り着いたことが

本当に凄いことです。

徳田先生はじめ、編入試験の試験官を務めた先生方も例年よりハイレベルな先生方であったことも

要因と考えられます。

里見香奈先生は編入試験の挑戦がこれで最後である旨を語られていますが、男性棋士の先生方とも

決して分が悪い内容の将棋は指していませんし

今後実力を更に磨くことで、一般棋戦やタイトル戦で好成績を取り、再度編入試験のチャンスを得る可能性も

十分考えられます。

今回は残念な結果となってしまいましたが、今後の里見先生の活躍に期待ですね。

里見香奈は病気?休場の過去

体調不良で奨励会三段リーグ昇段後1年半程休場

里見香奈先生は2013年12月に、21歳にして奨励会三段に昇段したものの

そこから約1年半近く体調不良により三段リーグ戦を休場され、初めて三段リーグに参加したのは23歳の頃となります。

里見香奈先生が休場された理由について詳しく言及されている記事は殆どありませんが、

師匠でもある森雞二先生は、里見香奈先生の休場の原因について

心因性によるものと語っておられました。

里見香奈先生がそんな状況の中、恵まれていたなと感じるのは

そのような状況下の中でも、過去自分も追い詰められた先生(森先生)が師匠であること、

そして本人が将棋が指せるようになるまで待つことが一番、と言う価値観の師匠であったことでしょう。

将棋と真剣に向き合えば向き合う程、心が追い詰められる

森先生もそうですが、有名な所で言うと

うつ病をカミングアウトした先崎学先生

そして心の病が噂される堀口一史座先生等、将棋にひたすら没頭しながら

勝ちを目指すこと、それでも報われず負けてしまったことに対する大きな喪失感により

心が追い詰められてしまうことは棋士あるあるなのかもしれません。

逆に言うと、その極限状態まで自分を追い込める棋士こそがやはり

トップクラスに君臨しているようにも思います。

里見香奈先生もある意味トップクラスに君臨する上で避けては通れない道だったのかもしれません。

女流棋士のトップ・レジェンドの心労は計り知れない

里見香奈先生は現在も女流棋士の中で通算タイトル獲得期が歴代一位ですし

タイトルのうち5つを保持する女流棋士界のトップオブトップでありレジェンドです。

編入試験だけでなく一局一局、そして一手一手に対するプレッシャーは相当なものでしょう。

心に強いプレッシャー、ストレスがかかることは想像に難くなく

それが心だけでなく、身体に不調として表れても決して不思議ではありません。

それでもそれをはねのけ、現在も第一線として女流棋士界を引っ張る里見先生は流石の一言です。

里見香奈の生い立ち~女流棋士としての戦績

生い立ち~プロになるまで

里見香奈先生は1992年3月2日に、島根県出雲市で生まれます。

里見香奈先生のご家族はご両親、兄、妹で

妹の咲紀さんは現在里見香奈先生同様女流棋士としても活動されていらっしゃいます(ご結婚されたため苗字は川又さん)

将棋を始められたのは5歳頃で、お父様、そして後に小学生将棋名人戦の島根県代表となる

お兄様が将棋を指していらっしゃる様子に興味を持ち、教えて貰ったことがきっかけのようです。

そして6歳から島根県棋道会の支部に通い始めることになります。

藤井聡太先生同様、かなり早い段階から将棋に熱中されていらっしゃる様子が伺えますね。

将棋教室に通った後の帰り、ご家族が運転される車の中でご家族と将棋の話をすることが

とても楽しかった旨を語られていらっしゃいます。

やはり根っからの将棋好きである様子が伺えますね。

その後着実に棋力をつけていき、何と小学校5年生にして年齢制限のないアマ女王戦のA級にて優勝します。

そのままアマ女王との対局だった筈なのですが、何とその当時アマ女王だった貞升南先生

女流育成会Aクラスに入ってしまったことで出場資格がなくなってしまい、そのまま里見香奈先生がアマ女王となったのでした。

その後2003年、小学校6年生で女流育成会に入会すると

B級、A級共に1位を獲得し、何と中学1年生、12歳6か月にして女流棋士になります。

ちなみに現行の女流育成会の制度で二期抜けは里見香奈先生の他に

藤井聡太先生の姉弟子、室田伊緒先生がいらっしゃいますが

二期連続一位で女流棋士になられたのは現在里見香奈先生ただ一人のみ。

如何にその当時から実力が抜きんでていたのかがわかりますね。

プロ入り後

2004年のプロ入り後、2007年に女流王将戦、倉敷藤花戦で挑戦者決定戦まで駒を進めていますが

同じく女流棋士界のレジェンド清水市代先生にどちらも阻まれて挑戦権を得ることは出来ませんでした。

初タイトルは翌年の2008年で、

前年清水先生に阻まれた倉敷藤花戦にて連勝し、16歳にて初めてのタイトルを獲得すると共に

関西に所属する女流棋士による初めてのタイトル獲得となりました。

その後は破竹の勢いでタイトルを重ねており、2023年末時点で

タイトル挑戦70回、タイトル獲得期数56期となっており、これは女流棋士史上一位の記録です。

内訳を下記まとめてみました。

現在は、女流王位、清麗、女流王座、倉敷藤花の4つのタイトルを保持されています。

奨励会員里見香奈

先述の通り2011年5月に、プロ棋士編入試験よりも前に

奨励会編入試験を受け、奨励会員になられています。

そして2012年1月の例会で12勝4敗と言う成績で、女性奨励会員初の初段昇段を決められました。

そして2013年の7月に、同じく女性奨励会員初の二段昇段を決められると

同年の12月に女性奨励会員初の三段昇段を決められ、女性奨励会員初の三段リーグ挑戦者となったのでした。

通算5期在籍した中で、残念ながら勝ち越しは一度もありませんでしたが

里見香奈先生が切り開いた女性棋士初の奨励会三段は、その後

西山朋佳先生や中七海三段へと着実にバトンが繋がれています。

近い将来、女性初の棋士が誕生しても全く不思議ではないほど

現在は女流棋士、プロ棋士の差がなくなってきています。

そのきっかけを作った里見先生の功績はやはり素晴らしいです。

里見香奈 棋風

里見香奈先生の棋風ですが、基本的には振り飛車党で

特にゴキゲン中飛車、石田流を指すことが多いです。

対局を見ていると中飛車に構えてから美濃囲いの形からドンドン攻めていく形が多いように思います。

また、幼少期に高橋和先生から「毎日詰将棋を解くとよい」と言われたことを今も守っていると言われており、終盤の寄せの激しさは里見香奈先生の愛称でもある「出雲のイナズマ」そのもののように思います。

また、昨今殆どの棋士が取り入れているAIを用いた研究を里見香奈先生も取り入れていらっしゃるようです。

しかしながら、AIを見て形勢や指し手の参考にはするものの、全てをAIに委ねてはいないようで

人間が指す手と、AIが候補に挙げる手のバランスを考えて指していると仰せでした。

わかりますね。

里見香奈 著書紹介

里見香奈先生の著書を紹介します。

イナズマの一手


里見香奈 イナズマの一手

里見先生がご自身の指して、手筋について解説されていらっしゃいます。

ダン

アナタも出雲のイナズマになれるかも!?

いちばん勝てる将棋の本


いちばん勝てる将棋の本

初心者に向けて里見香奈先生が書かれた本です。

難しい手筋等はなく、駒の動かし方から簡単な定跡、手筋等が紹介されています。

まとめ

今回の里見香奈先生の記事、如何でしたでしょうか。

女流五冠、歴代最多タイトル獲得者と言う実績もさることながら

将棋は人生そのものという人生観や努力する姿など、

将棋を通じて己を表現される里見香奈先生はやはり尊敬に値しますよね。

これからも女流棋士を引っ張っていく存在たりうる里見香奈先生を

全力で応援致します。

ダン

にほんブログ村

人気ブログランキング

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

目次