中学英語の勉強方法と定期テスト対策
・中学校英語の勉強の仕方がわかる
・中学校英語で90点以上が安定して取れるようになる
・余計な勉強時間を省くことが出来、苦手な科目に時間を使えるようになる
こんにちは、ダンです。
本日は中学英語のテスト問題対策と勉強方法に関する記事を執筆致します。
この方法については、実際に教育業界大手で支店長を務めていた際に講師の方とも打ち合わせをした方法でもあり
これで英語のテストの点数が爆上がりする生徒さんを何人も見てきました。
ちなみにダン自身も塾の英語のテストで15点、700人中700番からスタートしましたが、この方法で半年後には
100点をゲットし700人中1番、700人抜きの成績を取っています。
ただしいわゆるペーパーテストでの点の取り方であって、英語が話せるようになる為の勉強方法ではないからそこは勘弁下さいね。
それではどうぞごゆっくりお読みくださいませ。
今までの中学英語の勉強方法は一からやり直そう
単語帳は使わない
まず中学校のテスト勉強の基礎として、教科書の範囲内で出てくる新しい単語を覚える作業があるかと思います。
この時に単語だけをメモしたり、メモしたものをリング状にして一つずつ覚えたりしているかと思いますが
それは今日で止めましょう。
リング単語帳はこの記事が読み終わったら引き出しの奥深くに片づけるか捨てて下さいね。
理由は滅茶苦茶簡単で、単語だけを覚えてる時間が非効率極まりないからです。
並べられたアルファベットの順番を覚えて書き写し、裏に日本語を書いて
日本語⇔英語を行ったり来たり。
そのヒマがあるんだったら、教科書に載っている文面を毎日一回音読した方が全然頭に入ります。
でもそのやり方しちゃうと単語覚えられないんじゃないの?
と言う疑問を持たれるかもしれませんが、これは因果が逆です。
単語だけで覚えようとするから単語が覚えられないのであって、一つの文や塊として覚えた方が
単語は圧倒的に記憶に定着します。
ちなみにリング単語帳がダメなら…と新しく出てきた単語をノートに3回ずつ、5回ずつ書いて…と言うのも勿論禁止です。
何か精神統一でもしたかったりするようであれば別ですが、
それをやっても英単語は効率よく覚えられません。手が疲れる上にエンピツ、消しゴムも消費して無駄づくめです。
絶対にやめましょう。
文法は「パズル」だから「覚える」ではなく「はめる」
助動詞は動詞の前
現在進行形の場合は動詞にing…
三単現は動詞の後ろにS…
みたいなのをお手本のように綺麗にノートに書く人がいます。
勿論、文法にはルールがあるのでそのルールを覚える為にメモするのは大切です。
しかし、だからこそ大切なのは
何十回もそのルールに沿った文を目にし、声に出して読み、暗記するくらいまでその文と触れることなんですよね。
中学英語で点数が取れない人の9割以上は演習不足と、間違った勉強の仕方が理由です。
文法を学ぶのであれば、ルール通りに書かれた文章を暗記するくらい読み込む。これに尽きます。
リスニング対策はダラダラやる必要ない
定期テスト等で出てくる可能性が非常に高いリスニングですが、
正直な所中学英語であればダラダラリスニング対策をする必要はありません。
と言うのも、先ほどから少し話をした「何十回も声に出して読む」と言う行為が
実は勝手にリスニング能力を向上させているんですね。
加えて、中学校の定期テストで出てくる単語の数と単語の質からして
聞き取りにくい、または聞き間違えやすいような単語の重複ってほぼないんです。
そして、中学英語で学ぶ文法レベルであれば
正直な話、聞き取れなくて致命傷になるポイントは少ないです。
極端な話、助動詞と動詞、名詞さえ正確に聞き取ることが出来れば
中学英語は多少聞き取れなかったとしても正解出来ます。
ネイティブと会話が出来るようになる為や、TOEICでハイスコアを取る為なら
この勉強方法はNGなのですが、
中学校の定期テストで90点以上取る為の方法と割り切って行う勉強であれば
このやり方で十分です。
必修!中学校の英語定期テスト対策
では、ここから実際に半年足らずで15点→100点に引き上げた勉強方法を解説していきます。
使うのは学校の教科書と準拠した問題集が中心
まず定期テスト対策用に必要な教材ですが
高額なものは必要なく、学校で使用している教科書とその教科書に準拠した問題集が1冊あれば基本的には大丈夫です。
点数取れない人にありがちなのが、よくわからない問題集を何冊も用意し
中途半端にしか手を付けずに終わるパターンです。
英語に限った話ではないのですが、点数取る王道は
とにかく一冊の問題集をボロボロになるくらいしつこく解きまくることです。
問題集がボロボロになった数だけアナタの実力はUPします。
頑張ってたくさん汚しましょうね!(表現これで合ってる?笑)
教科書を徹底して読み込もう
英語の定期テストで高得点を叩き出すコツは
とにかく教科書にベッタリ張り付くことこれに尽きます。
何故かと言うと、国語同様基本的には教科書の範囲で取り扱う文法、単語以上のものを
盛り込んで定期テストを作成することは難しいからです。
テストに関する小ネタは、定期テストで450点以上を取る勉強方法の中でも少し触れていますのでよかったら読んでみて下さい。
そして教科書で書かれている文法、単語、イディオム…
脇目もふらずに、ただこれをひたすらマスターすることだけに心血を注ぎます。
文法マスター方法 3兄弟で覚えよう
定期テストの範囲の中で、覚えないといけない文法が幾つか出てくると思います。
など様々な「覚えないといけない英語のルール」ですが、
ルールに一番慣れる方法は、お察しの通り「そのルールをどれだけ沢山使うか」なんですね。
真面目な子がハマりがちな落とし穴なのが
文法のルールを覚えようとノートに取る
そのルールを覚えることに必死になりすぎて問題慣れしていない
と言うことなので、ここはそのやり方についてお伝えします。
文法を覚える際は、必ず
肯定文
疑問文
否定文
この3つをセットで覚えるようにし、ノートを取る場合はこの3つ必ず併記するようにしてください。
何故かというと、文法のルールを覚える際は大体肯定文から入るのですが
点数が取れない子は、そこから発展していった形に追いつけないことが殆どなんですね。
疑問文だとどうなるの?
否定文だとどうなるの?
疑問文だった場合のYES,NOの答え方は?
言うまでもないですが、ここを抑えておかないと90点以上は取れません。
そして定期テストでは、この疑問文や否定文を少し捻って出題してくるパターンが多いです。
疑問文や否定文は必ず満点取れるように形とパターンを抑えておきましょう。
高得点取得の為の本丸!無限日英教科書音読
定期テストで高得点を取る為の一番近道と言うか、実は今日お伝えしたい一番大事な方法なのですが
とにかく試験範囲の教科書に書かれている英語を
毎日声に出して読むことは非常に大切なことです。
余談なのですがダンは中国に留学経験があり、そこで出会った外国語を学ぶ中国人と仲良くなったのですが
なんでキミは音読を疎かにするんだ!?中国語覚える上で一番大事だろう
と言われたことを結構強烈に覚えています。
確かに彼らは朝起きて大学内を散歩すると、至る所で教科書を広げてブツブツ読んでいました。
中国語では教科書の文を読んで暗記することを「背課文(ベイクーウェン)」と言うのですが
背課文のメリットは言われてみると沢山あります。
頭や目、耳で覚えるのではなく「口」で覚える
「口」で覚えたら自分なりに単語を入れ替えたり、文法3兄弟を試してみる
たとえ試験中に頭や手が文法を忘れても、口が覚えていることが多々ある
これは実は中国語に限った話ではないのでは…
と帰国し、教育業界で働いていた時に講師の方々にもこのメソッドを取り入れる用打ち合わせをしました。
返ってきた答えは「その通りだと思います」だったので、実際に授業でも取り入れて貰いました。
するとやはり効果てきめんで、生徒さんからも
と言うフィードバックを貰ったのです。
本題に戻りましょうか。
このやり方で大切なのは、一度日本語で訳を話してから次に英語で話す、と言うことです。
具体的には
今日私はテニスをします。 I play tennis today.
君は明日までに宿題を終わらせるべきだ。 You should finish your homework by tomorrow.
のような感じで、頭の中で
こういうことを言いたいときは英語でこうやって言うんだよ
と整理しながら読み込んでいきます。
その為に学校の英語の授業で大事なことは、教科書で設定されている英文を正しく日本語に訳しておくことです。
先生が話す日本語訳は絶対に聞き逃さないようにしましょう。
勉強の時間が10としたら、大体5~7はここにつぎ込んで下さい。
これをきちんとやれるかどうかで、点数が大きく変わります。
基本は毎日3回~5回の音読を行うことなのですが、
恐らく1週間もすると空で言えてしまうくらい覚えてしまうでしょう。
こうなったらテストでの得点力は滅茶苦茶上がっています。
そして、慣れてきたら
自分で勝手に頭の中で単語を入れ替えたり、文法3兄弟を始めるようになるんですね。
tennisの所をbaseball,soccerに変えてみたり、
Does he usually eat sushi in America? Yes,he does. No,he doesn’t. he doesn’t like sushi.
って勝手に疑問文に変えて、自分で答えてみたり。
これは面白いくらい効果てきめんで、沢山音読すればするほど
勝手にやるようになります。騙されたと思ってやってみて下さい(笑)
単語の勉強は要らない、の本当の意味
単語の勉強は非効率である、という話を冒頭にしたのですが
単語は手で書いて覚える方法以外にも口で覚える方法、目で覚える方法があります。
教科書の内容を日本語→英語で何回も読み込む
実はこれが単語の練習になっているんですね。
それも手で書いたり、一個一個覚えるのが非効率って自分で思えるようになるくらい。
同じ単語を何度も目にして、文章の意味を確認しながら声に出して読んでたら
そりゃいちいち手で書かなくたって覚えるよ、という話です。
単語を覚えるのに必要なのは触れた回数なので、手で5回書いてそれでオシマイ、よりも
何十回も声に出して読んだり、目で見た方が記憶します。
単語を覚える必要がなくなる、と申し上げたのは
正確にはこの勉強法をしているうちに勝手に覚えてしまうから、が正しい表現なのかもしれません。
英作文と長文読解について
英作文は加点ポイント
定期テストで高得点獲得を阻む相手として代表的なのが英作文でしょう。
しかし、英作文対策は上記の勉強方法を実践すれば特別な対策は必要ありません。
何故なら日常的に日本語→英語で教科書を音読する訓練をしていると
勝手に頭の中で英語の並び方が湧き出てくるからです。
テスト範囲の中で英作文を作るのは限界があり、しかも使えるイディオムや単語も決まっている為
作成側の目線で考えてもテンプレート型(習った文法、イディオム)になってしまいます。
テンプレート型と相性がいいのが教科書音読。口で覚え目で覚える。
試験中小さな声で呟きながら答案作成、あるあるです(笑)
ただし、自由英作文に関しては教科書音読だけでは限界があります。
自由英作文のコツは、
です。
つい自分の言いたいことを伝えようとして難しく表現しようとしたり、
習ったことがないような単語を使用したり、文法を使うとそこで点数を引かれることもあるので
を考えて作成するようにしましょう。
長文読解対策
定期テストにおける長文読解は、出題するとしても教科書からの引用か、
類似した文面を引用することが限界です。
大事なのは、長文の中で知らない単語がないからと言って慌てないこと。
長文読解は全部理解しないと解けないのではないか、と考えている人がいますが、誤解です。
しかも定期テストで出てくるような長文読解問題であれば、半分程度理解が出来れば解けるような問題です。
知らない英単語があったからと言ってパニックにならないようにしましょう。
テストの範囲内で習った単語と、文法を駆使し、日本語に訳すことが出来れば8割以上は正確に訳せるはずです。
そして、問われるのは
この長文の要約
指示語(it,thatなど)は何を指すか
歯抜けになっている所に適当な単語を入れろ
みたいな問題が殆どです。
そこを意識して丹念に読み、答えを導きましょう。
ちなみに指示語は、100%その文より前に答えが書いてあります。
まとめ
本日も最後まで読んで下さりありがとうございました。
本日の内容のまとめとなります。
・単語は単語帳ではなく「音読」で覚えること
・文法は「肯定・疑問・否定」の3兄弟セットで必ず覚えること
・毎日3~5回の教科書音読
本当にこれを地道にコツコツやるだけで、
定期テストの英語の点数は爆上がりします。
是非実践してみてくださいね♪
これからも勉強を頑張るアナタを応援します。
ダン