塾で子供の成績が上がらない時、保護者がするべきこと。

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塾で子供の成績が上がらない時、保護者がするべきこと。

この記事を読むことで得られること

・お子様が何故塾に入ったのに成績が上がらないのかがわかる

・成績が上がらない時に保護者として取るべき行動がわかる

・成績が上がらない時こそ親子の絆が試される局面であることがわかる

おそらくこの記事を読んでいらっしゃる方は、お子様を塾に通わせたのにも関わらず

あまり芳しくない成績をお子様が取り続けることで

モヤモヤしていることと思います。

ダン

本日の記事の中でそのモヤモヤを一緒に解決していきましょう!

それではどうぞごゆっくりお読みください。

目次

勉強以外の所に目を向けてみよう

勉強以外のことで悩んでないか?

まず塾に通ったのに成績が上がらない理由を考える際に必要なのが

勉強でつまづいているのか

勉強以外の所でつまづいているのか

と言う問題の切り分けで、この章では後者の所について掘り下げていきます。

端的に言うと、

勉強に身が入らない要因が勉強以外で起きており、未解決の状態

であるが故に勉強に身が入らない、結果成績が上がらない、という事象が考えられます。

まずはよく観察して勉強以外の所で悩んでいる様子がないか、観察してみることが大切です。

学校や塾で馴染めていない、というのは「あるある」

勉強で更に成果を出したいから塾に通わせたのに…

と嘆きたくなる気持ちは、本当によくわかります。

ですが塾という新しい環境に身を投じる場合、お子様にとってはそれが大きな環境変化となってしまい

最初は大きなストレスを感じることもあります。

それが新学期と重なり、ましてクラス替えとも重なろうもんなら

内向的なお子様にとっては猶更ですよね。

知り合いがいる塾であれば別ですが、知り合いがいない塾に通う場合

その塾で自分のペースを掴むまでに時間がかかってしまったり、他校の生徒と仲良くなる為に時間がかかったりします。

逆に環境に慣れてしまうとそれに比例して成績が上がるケースはよくありますので

塾や学校にまだ馴染めていないな…ペースを掴めていないな…と思ったら少し様子を見るようにしましょう。

勉強に集中出来ない要因を解決するのが先

このように勉強に集中出来ない要因がある場合は、その要因を取り除くことが優先順位としては高いです。

なりふり構わず勉強やれ!と言いたくなる気持ちは保護者としてとってもよくわかるのですが、

ココはしっかり我慢です。

ちなみにダンが大手教育会社にいた頃、このような相談を受けたことは沢山あるのですが

一つずつ紐解いていくと、そもそも環境に馴染めていないことが原因であることが半分以上で

学習面に原因があるケースは殆どありませんでした。

疑問の人

点数が上がらないな…成績にきちんと跳ね返って来ないな…

と思ったら、まずは勉強以外の所に原因がないか目を配ってみるようにしましょう。

通っている塾の塾長・先生に相談してみよう

塾での授業態度などは先生が一番知っている

勉強をしている様子はあるものの、なかなか成果として表れない場合

その状況について塾の先生に相談してみるのは悪くない対応です。

ちゃんと授業を聞いているのか、授業の内容は理解しているのか。

テスト対策授業はちゃんと聞いているか、正答率は…

等、細かな点まで教えてくれることがあります。

そこから成果が上がらない理由を炙り出していくことは可能でしょう。

成績が上がらない原因が全て塾にあるわけではない

ただし、成績が上がらなかったとしてもその原因が全て塾にある訳ではないので

そこを誤解しないことも保護者としては大切なことです。

高い月謝払ってるのに!なんで成績上がらないの!

と感情的になりたくなる気持ちはよくわかります。

だって成績上げたくて塾にお金払ってお願いしてますもんね。

でもそれをやってしまうと、せっかく積み上げて来たものまで全部ぶちまけてしまうことになりかねませんので

保護者として、ここはグッと堪えて辛抱しましょう。

塾とは「成績を上げる」のではなく「授業を提供する」ことで契約を結んでいる筈です。

そこに対して、成績が上がらないことでクレームを付けたら

間違いなく塾側から見たあなたとお子様の心証は悪くなります。

塾はアナタや子供の敵ではありません。双方で力を合わせて解決していけるよう、建設的に考えましょう。

先生目線での成績低迷理由はヒントになるかも

場合によっては、先生が何故成果として上がらないのかを

丁寧に説明してくださるケースもあるでしょう。

その内容については一旦真摯に受け止めて、解決出来る糸口がないのか考えることも必要です。

塾での態度がよくて、授業も真面目に受けている、のであれば

違う所に問題が潜んでいることが考えられます。

例えば

学んだ内容を自宅できちんと復習していない

自宅での演習が不足している

です。

先ほども少し触れましたが、塾に全部丸投げしたら成績がよくなるのはごく一部であって

塾+普段の学習習慣を改善していかないと成績は改善しにくいです。

ダイエットをするときに運動だけやるのではなくて、運動と食事制限セットでやった方が

成果が出やすいのと理屈は一緒です。

入塾して半年未満の「成績が上がらない」は当たり前

また、入塾して1~2か月のテストで

結果が出なかったことについて嘆かれる方も稀にいますが

逆に1~2か月で成果が出るようなら、もっと早く成果出ているよ、という話です。

半年未満で成果が出にくい理由としては

テストの範囲と塾で習っている範囲のズレが埋められなかったこと

苦手な所を潰している最中で、芽を出す前に下にしっかり根を張っている状態

となっている為で、

保護者としてはやる気持ちは大変よくわかるのですが

このあたりがかみ合ってくるまでにかかる時間が経験上大体半年~1年間です。

ですので、入塾して3か月くらいの成績についてはまだあまり口うるさく言わず、STAYを心がけましょう。

ただし、これでは成果が伴わないだろうと断言出来るだけの合理的な理由(塾以外で勉強をほとんどしないなど)

があれば、その点については結果の良しあし関係なくお子様に指摘しても良いと思います。

塾だけで頑張っても成果出にくいかもしれないから、家でもやれるだけはやってみようよ

と出来るだけポジティブな言葉がけを心がけたいですね。

本人と話し合ってみよう

成績が芳しくないことを本人はどう思っているのか?

成績が芳しくなかった場合、保護者であるアナタがモヤモヤするのは勿論そうですが、

本人がその結果についてどう思っているのかを聞いてみるのは良いアクションだと思います。

ただしその点数に対して良いと思っているのか、悪いと思っているのかを決めるのは本人である為、

保護者であるアナタの方から

こないだのテスト、あんまり点数がよくなかったようだけど~

と悪かった前提で話をしてしまうのはNGです。

悪かったと感じているのはあくまでアナタであって、本人がどう感じているかはわからないからです。

それに対してお子様がどう回答するかがポイントです。

とはいえ、本人も勉強量が増えて点数があまり変わらなければ本人はそれなりに悔しい筈。

そこをきちんと会話の中から引き出してあげるようにしましょう。

成績が芳しくない理由を本人はどう考えているか?

成績が芳しくなかった、という結果は点数を見れば誰でもわかることです。

大事なのは、その点数、結果になってしまった要因を本人はどう考えているか、という所でしょう。

ここで大事なことは、正確な分析が出来ていたかどうかではなく

きちんと結果と自分がやってきたことに向き合うことが出来ているか

この一点に尽きます。

本当にやるだけのことはやり切ったと言えるだけのことをやっての結果なのか。

途中で気が緩んだり、追い込み切れなかったが故の結果なのか。

同じ結果でも、向き合い方や反省の仕方で次への方向性が全然違ってきます。

ここについてはしっかりお子様と向き合いたい所ですね。

今後どうしていきたいと思っているのかを聞こう

そして、結果とプロセスに対し向き合うことが出来たら

今回の結果を以て次どうしたいのか、何をするべきなのか

をきちんと本人に考えさせて、発言させることはとても大切です。

何故ならそれは保護者であるアナタからの押し付けではなくて、お子様が自分で考えて自分で発言したことだからです。

自分が考えて自分で発言したことには当然責任が伴います。

もう適当な言い逃れや適当な言い訳が出来なくなる為です。

少しやり方としては卑怯に感じるかもしれませんが、

自分で考えて決断させることはとても大切なことです。

大事なのは「本人に決断をさせること」

問題がこじれる一番の理由は「保護者の過剰な介入」

大手教育会社で支店長をやって痛感したことなのですが

お子様と保護者の方で対立が起きる一番の理由は

お子様がどう考えているのか、という観点をぶっ飛ばして保護者が感情的に、一方的にガーッと喋ってしまい

それで双方の関係性が悪くなるケースで、本当に多いです。

確かにお子様は他でもないアナタの子供で、まだまだ幼く感じることもあるでしょう。

それでも少しずつ大人への階段を上っている最中で、自分なりの自我もあり、少しずつ考えも芽生えてきているのです。

反抗期と重なると、アナタの存在が疎ましく思うこともあるでしょう。

口うるさく言おうもんなら猶更です。

何回も言うようで申し訳ないですが、安くないお月謝を払ってるのに

勉強してるんだかしてないんだかよくわからない、挙句成績も期待値より大幅に下回る…

腹が立つのは本当によくわかります。

それでも、お子様がどう考えているのか、お子様をどう前向きにさせるかが

一番大切な所で、ここで保護者の人が感情的になってしまうと

今まで積み上げてしまったものが無駄になる可能性もあるのです。

お子様の為を思う気持ちがあるのならば、自分の感情とどうか折り合いをつけてください。

アナタが感情的になる本質は。

今はたまたま勉強に対するすれ違いですが、

これからお子様が社会に出ていく上で「上手くいかないこと」は沢山経験することでしょう。

保護者であるアナタが感情的になっている本質的な所、一度冷静になって考えてみましょう。

結論から言うとこれ、点数が取れなかったことに対するガッカリによる怒りじゃないんですよね。

もっともっともっともっと掘り下げて考えると、アナタが抱えている感情って怒りではなくて不安なんです。

何の不安なの?って思われたことでしょう。

こっからはシンプルに解説をします。

①アナタが期待したテストの点数は、アナタがお子様に歩んで欲しい未来の為に必要だと思われる点数

②その点数が獲得出来ない=アナタがお子様に期待している未来を歩むことが出来ない可能性が出てきた

③何故なら、それくらいの点数を取らないとお子様が通う学校に必要な点数を満たせない可能性があるから

④その学校に通えないことで、アナタがお子様に期待した未来が実現出来なくなる可能性がある

⑤それに対する不安が、怒りという代理感情で顕在化する

と言うことで、アナタがお子様に対する期待値と現実の結果のギャップが

表向きには怒りやストレス、裏向きで不安という感情になっている、ということなんです。

でも、最終的な目標って果たしてお子様がテストでいい点数を取ることなんでしょうか?

恐らく、最終的な目標は

「社会で苦労しないような教養や問題解決能力を身に着け、自立した立派な大人になってもらう」

ことなんだと思います。

そうなる為にはある程度の学力、学歴があった方が確率として高いのは事実ですが、それが全てではないということは

是非頭の片隅に入れておいて欲しい所です。

「塾が合わない」可能性も視野に入れておこう

少し余談になってしまいましたが、ただ成績は低いよりは高い方が当然良いですよね。

それでもなかなか点数という結果になって表れて来ない、となると

塾そのものが合ってない可能性があるかもしれません。

ちなみに過去集団塾で成績が上がらない理由についての記事も書きましたので、是非合わせて読んで貰えると嬉しいです。

集団塾に通っても成績が上がらない理由

一般的に成果に表れやすい指導形態の順に並び変えると

①家庭教師

②少数人数指導(2人~3人)

③集団塾(一般的な進学塾)

④オンライン塾

⑤通信教育

となっており、

①に近づくにつれて成果が出やすい反面コスト(月謝)が高くなる

⑤に近づくにつれてコスト(月謝)が安くなるが成果が出にくい

となっております。

ちなみに成果が出やすい、出にくいの違いですが

少人数であればある程、苦手な分野や特性に合わせオーダーメイド型の学習をはめ込んでピンポイントで改善が出来るから

(大人数でピンポイント指導の仕組みは難しい)となっています。

今お子様はどの階層の学習形態で学んでいるのかを一度確認してみて、

なかなか成果が望めそうになければ、一つ上のカテゴリーで学びなおすことも

視野に入れましょう。

まとめ

今回も最後まで読んで下さりありがとうございました。

本日の記事のまとめです。

本日の記事でお伝えしたかったことまとめ

成績が上がらない時は何が原因なのかを探ってアプローチしよう

成果が出ないことについて、お子様本人の考えをきちんと聞こう

怒りは不安の裏返し。二人三脚で困難を乗り越えよう

どうしても成果が上がらなければ別の手段も考え、目標達成の方法を見直してみよう

最後まで読んで頂きありがとうございました。

これからもお子様と良好な関係を築き、良い成績が取れることを

心から願っています。

ダン

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