橋本崇載さんが殺人未遂で逮捕。元プロ棋士ハッシーに想う。

橋本崇戴さんの殺人容疑に関する詳細について
元プロ棋士橋本崇戴先生のプロフィール・実績について
元プロ棋士橋本崇戴先生のエピソードについて
いやぁ…遂にやってしまったか、という感じです。
一人の将棋愛好家として、そして一人の橋本崇戴ファンとしてあまりにも辛い現実が起きてしまいました。

これは本当にダメですよ。一切の弁解の余地がありません。
今回はそんな橋本崇戴先生の殺人未遂に至るまでの経緯や、プロ棋士時代のエピソード等も交えて記事にしたいと思います。
実はこの事件が起きる数年前から伏線のようなものがあり、殺人未遂という点だけ切り取ってしまうと全容が見えてこないんですよね。
ですのでそのあたりもきちんと解説をしたいと思います。
とはいえ、それが今回の事件を起こして良い理由にはなりません。
もう一度橋本先生、きちんと罪を償って私達の前に出て来て下さい。
それではどうぞごゆっくりどうぞ。
橋本崇載さん殺人未遂で逮捕


※写真はイメージです。
元妻宅へ侵入し、クワ等で元妻と元妻の父親の頭を殴りつける
7月20日に、元奥様とお子様、元奥様のご家族が住んでいる
滋賀県大津市内の住宅に橋本崇戴さんが窓から侵入し、元妻を自宅内で追いかけまわした後、
鍬で元妻と元妻の父親の頭を殴りつけ、ケガを負わせたとして
殺人未遂の容疑で逮捕となりました。
4歳の男児(元妻と橋本崇戴さんとの子供)にケガはなかったとされています。
調べに対し、橋本崇戴容疑者は黙秘されているということです。



まずはお相手の方が現時点で命に別条がないとのことで何よりです。一日も早い回復を願っています。
以前にも元妻に対する名誉棄損で逮捕されており、執行猶予判決の身だった
橋本崇戴さんは今回が初めての逮捕ではなく、2023年の1月にTwitterで
僕のすべてを潰した殺人鬼
僕を地獄の底に突き落とした殺人鬼
等と投稿した疑いで元妻に対する名誉棄損容疑で逮捕されており、6月に
懲役1年6か月、執行猶予4年の有罪判決が出たばかりでした。



法廷内で壇上を蹴飛ばして退席させられたりと強い怒りを原告に向けていたようですね。
離婚時に元妻によりお子様を連れ去られたと主張
橋本崇戴さんは元妻と結婚し、1児(男児 結翔くん)をもうけています。
しかし元妻と生後四か月の最愛のご子息は、ある日対局から帰ると置手紙と共にいなくなってしまいました。
元妻と最愛のご子息は、橋本崇戴さんから見て義母の所に身を寄せており、
そこから子供と共に訪れては、離婚についての話を進めていたようです。



ご子息がまだ小さかったこともあり、橋本崇戴さんとしては離婚しない方法を模索していたようだよ。
しかし、ある日突然急展開を迎えます。
妻の代理人を名乗る弁護士から
貴殿(橋本さん)の妻に対する暴言や長時間に渡る叱責が原因で婚姻関係が破綻した為、慰謝料を支払う必要がある、
と書面が届きます。


ここで橋本先生も弁護人を探し、指定調停を申し立てますが
元妻側も離婚調停を申し立て、4回ほど調停を行いますが結果不成立。
監護権についても、現状の妻から変更する理由がない。との理由で却下されてしまいます。
連れ去りビジネスに対する強い憤りと絶望の中で
元妻は橋本崇戴さんのDVを主張しておりましたが、橋本さんは身に覚えがないと主張し、
調停でも正直に話せばそれは認められると思っていました。
しかし実際には、実子連れ去りビジネスが横行しており、それを唆す弁護士も存在すること
元妻が子を連れ去った後、連れ戻しに行くと未成年者略取誘拐罪が適応され、逮捕されてしまうこと。
これらの現実と突き付けられた橋本さんは、激しい怒りと失望を覚えられたようです。
調停や子供の監護者指定の争いが不調に終わったことで心身に不調をきたし
2020年の10月から当時の本業であった将棋の仕事を半年間お休み(休場)します。



ところが橋本さんの言い分だと、ここから更に地獄のようなことが起きるんだ。
なんと翌2021年に婚姻費用として、日本将棋連盟から橋本さんの休場に対する見舞金を差し押さえるよう裁判所から通達が来たのです。
このような実施誘拐ビジネスや、現状の日本の法律のあり方に対し強い憤りを覚えた橋本さんは
時代に合った共同親権等のあり方などを訴えますが、そこで共闘を誓った筈の支援者も
話題やビジネスとしてやっている部分が透けて見えたといい、更に橋本先生の心が傷ついていくのでした。



勿論相手を傷つけることは絶対にあってはならないし、言語道断ではあるんだけど、この背景を知らないと橋本崇戴さんのことはよく理解出来ないんだ。
橋本崇戴先生のプロフィール・棋士時代のエピソード


将棋の才能に溢れる元天才棋士、過去A級にも在籍
橋本崇戴先生は1983年に石川県で生まれた元プロ棋士で、17歳の時にプロ棋士(四段)となります。
一般棋戦等の優勝経験はないものの、2012年度には将棋界でトップ10人しか所属出来ないA級に所属したこともある
間違いなくトップ棋士の一人でした。





あの羽生善治先生にも勝利したことがある、と言えばどれだけの実力者かわかるよね。
強いだけではなくエンターテイナーでもあった
橋本崇戴先生は将棋が強いだけでなく、将棋を普及させようと様々なことに挑戦するエンターテイナーでもあり
将棋をよく知らないファンの方にも沢山の話題を振りまいてくれました。
同門であり、将棋界レジェンドの一人である加藤一二三先生のモノマネをしてみたり
佐藤紳哉先生のパロディをしたりと
非常に私達を楽しませてくれました。



また、副業で将棋のバーをやられていたりと本当に多芸な一面を沢山見させて頂きました。だからこそ引退、今回の事件は残念でなりませんね。
藤井聡太七冠がタイトル戦の際に解説も
また、藤井七冠がタイトル戦を行っていた際民放に出演し
藤井聡太先生のエピソードを話したり、藤井聡太先生のモノマネをするなど
一般的な棋士ではなかなか出来ないこともやってくださったのが橋本先生でした。
橋本崇載さんがyoutubeで語っていたこと


将棋界に対する提言
橋本さんは逮捕される前、2022年10月頃から少しの期間youtubeをやられており、
その中では初段になるまでの講座等もやられていました。
その講座も大変勉強にはなったのですが、それ以上に
金曜日に行われていたライブ配信の内容がかなり過激なもので、私自身もリアルで聞いていました。
将棋めしをいくら将棋素人に発信しても将棋の本当の魅力は伝わらない
女流棋士は聞き手で食って行こうと甘えるな、将棋の実力で食えるようになれ
など、将棋から一歩離れたからこその提言には考えさせられるものもありました。
ソフト指し疑惑の事実?橋本崇載さんの口から語られた内容とは
そして、真偽不明ですが三浦弘行先生に対するソフト指し疑惑について
当時の状況を生々しく語っておられました。
各方面に迷惑が掛からない範囲でお伝えすると
挑戦者変更については連盟の判断ではない(一部の主催者の強い意向)
和解に至った際三浦弘行先生に対する和解金の額(誰から支払われたのかも含めて伏せます)
当時の第三者委員会が橋本さん目線では全く機能していなかったこと
棋士目線で見た時にどうか、他の奨励会員の証言など
などについてライブにて言及されていらっしゃいました。
これらは客観的な事実に基づいたものではなく、橋本さん個人の発言の為信憑性についてはどこまであるのか疑問ではありますが、一意見として参考になることも多かったです。
ライブを見ていて感じた橋本崇戴という男
将棋に対する未練はもう殆どないという発言は、元ファンとしては少し残念な所もありましたが
それを差し引いても歯に衣着せぬ橋本さんの発言は、1ファンとしては大変楽しませて頂けました。
そして、改めて橋本崇戴と言う男のことがよくわかりました。
誰よりも優しく、将棋のことが好きだったんだなって。(でなければ、泣きながら将棋盤を捨てる筈なんてない。)
曲がったことが大嫌いで、どこまでもまっすぐだったんだなって。(実子の連れ去りについては彼の暴れぶりを見ると彼の言い分の方に分がある可能性が高いんだろう、と思う)
だから欺瞞に満ちた大人の世界、おかしな世の中に適応出来ず、心がぶっ壊れたんだなって。


そのサングラスの奥に隠した本心はなんや。
その奇抜な格好でごまかそうとした感情はなんや。
ホンモンの勝負師やったのなら、おかしな制度・世の中やと思ったら投了したってええ。
次勝てるようにあらゆる知恵振り絞って、死ぬ程努力したらええ。
だけど法律に触れるようなことは、どれだけ心が壊れようとやったらいかん。
将棋で言うたら二歩や。王手放置や。駒動かせん所に打ったらいかん。
ナンボ自分が正しくたって、強くたって、将棋では反則負けや。
元棋士ならルールの中で頭使って勝つことから逃げたらいけん。
癪なのは、最愛の子取られて悔しいのは痛いほどわかる。
もっかい自分の罪キチッと償って、正々堂々勝負して投了に追いこも。
キミはまっすぐだもん。正しいことを貫こうとしたんだもん。
その正しさの使い方を過っただけやもん。
まとめ
最後まで御覧頂きありがとうございました。
橋本崇戴さんの主義・主張・憤りに関しては共感するし支持もする
ただし己の正義を貫き、勝ち取る為の今回の手段については一切の弁解の余地はない。猛省して欲しい。
元プロ棋士として正々堂々ルールの中で己の正義の為に戦ってほしい、その為にまずは己の犯した罪としっかり向き合い、償って欲しい
プロ棋士橋本崇戴も、元プロ棋士橋本崇戴も変わらずに応援する
橋本崇戴容疑者の加害行為によって傷ついた方の一日も早い回復と、橋本崇戴容疑者の更生を全力で願っています。
ダン