部下が退職する際相談しないのは何故?

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部下が退職する際相談しないのは何故?

今回の記事でお伝えしたいこと

部下が何故退職する際に相談して来ないのかがわかる

部下が退職する原因が上司にある理由がわかる

部下が退職を検討するサインを見逃さない方法がわかる

部下が相談もなくまた退職すると言いやがった!一体どうなってんだ!

日本全国で管理職として日々奮闘される管理職の方々にとって、

部下の方から退職を申し出られることについてはきっと大変つらいことでしょう。

でも、、、冷静に考えてみたら

退職を切り出される前にそのサイン、部下から出ていたかもしれませんよ?

ダン

今日の記事ではそんなことを知ってくれたら嬉しいな。

それでは今日も最後までどうぞごゆっくりお読みください。

目次

部下が退職の際に相談しない理由

部下は上司に退職の相談サインを出している!?

最初っからもう結論じみたことを言ってしまいますが、

部下はいきなり退職の引き金を引くなんてことは基本的にほとんどしない

のが現実であります。

しかしアナタの知らない所で部下は着実に退職の準備を進め、知らない所で転職活動をし、そして知らない所で内定を貰い、入社日まで決めて、そして…

ここからはもう聞きたくない現実ですよね(笑)

でもこれ優秀なマネージャーはこういう部下のちょっとした変化を物凄く敏感に察知し、手を打ててるんですよね。

そして、部下がそんな時にどんな行動をしてくるかまで分かっている訳なんです。

どういうことかというと、

部下は仕事続けようか辞めようか迷っている時に、軽いジャブをほぼ間違いなく出している

しかし部下が意を決して放ったジャブを軽くアナタがいなしたことで、部下の「相談しても無駄な人」リストに入れられてしまい、そのまま退職まで一直線

ことをわかっており、だからこそ日頃から部下の言動や顔色をつぶさに観察しているわけなんです。

ダン

怖いでしょーこれ?ちなみに、部下が勇気を振り絞って出した僅かなサインを拾えなかったら、基本的には一発アウトです。

簡単に言うと、部下のちょっとした変化に気づけない鈍感上司さんの下に部下がつくと

部下が隠密のように退職に向け突き進んでいくリスクが爆上がりします。

見逃すな!部下が勇気を振り絞って出す「悩みのサイン」

そんなめんどくせーことする暇あるならなんで上司の俺に相談してこねーんだ!

って言うアナタの言い分もわからなくはないのですが、それはあくまでアナタの言い分。

部下はその距離感を、情報を小出しにしながら探っているんです。

ダン

だって仕事続けるか、辞めて違う道行くのか、って部下からしたら滅茶苦茶重要な局面ですよ。悩みを相談するに値するかどうか、値踏みされて当然でしょう。

ちなみにダンがまだペーペーだった頃、退職するか否かの際に上司にしていたジャブはこんな感じです。

俺、この仕事向いていないかもしれないっす。出来るイメージ湧かないです。

定年迎える前に、潰れたら助けて下さいね(笑)

仕事が好きになれないんですよね。

〇〇さんはこういう時どうお考えになられてたんですか?

家出る時に軽く吐き気催すんすよね…

…わかりにくいでしょ?(笑)

いや、決して構ってちゃんムーブかましたいわけじゃないんですよ。

こうやって弱音を吐いた時に、上司はどういう行動をするかを見ているんです。部下って。

その上司のリアクション次第で退職を含めた相談する、というリアクションを取るか

決別の道を取るか、その二択に分岐するわけなんです。

部下って怖いんですよ。思った以上に。本当にアナタのことよく観察してますから。

で、こういうムーブが部下から出た時にどう対応するか、という話なんですが

〇の例 何弱気になってんだ、珍しいな。なんか嫌なことでもあったのか?(傾聴)

×の例 何弱気なこと言ってんだ、いいから早く今の仕事片付けろよ!(命令)

で、×のような対応をすると

ああ、この人は人が悩んでいても話を聞いてくれない人なんだな…

となり、ソッと退職に向けて歩き出していきます。

ダン

部下が思い悩んでる時に、それをわかろうともせず自分が最後の一押しをしたっていう自覚ありますか?それもせずに相談してこいなんて虫が良すぎるのは流石にわかりますよね?

黄色ラインの所での対応が管理職の腕の見せ所

とまぁ部下が会社を続けるべきか、辞めようと思っているべきか迷っている段階での

上司であるアナタのアプローチが非常に重要であることはご理解頂けたかと思います。

図にするとこんな感じで、この黄色い矢印の所に差し掛かっている段階ですね。

黄色い矢印の所の段階であれば、対応次第で緑に戻すことは全然可能です。

というか、適切な対応をすれば体感7~8割は緑の矢印に戻っていくものだと思っています。

管理職の腕の見せ所、なんて大袈裟に書きましたが

基本的に大したことをやる必要はなくて

部下が何か悩んでいそうなのを察知して、聞いてあげるだけでほぼ解決するんですよね。

それを強引にコントロールしようとするから余計話がこじれる、ってだけの話です。

ダン

逆に言うと普段から部下の話も聞かずに強引にコントロールして解決してきたんだとしたら、初手で退職相談すらしないって選択肢を部下は取ります。事後報告的な。

なので、管理職たるアナタが日頃から部下に対してやることは

きちんと部下の話を最後まで聞いてあげること

異変にすぐ気づける程度には日頃から部下の言動や顔色をよく見ておくこと(迎合することとは違う)

この二つだけです。

パートナーから過去に苦言を言われていない!?よく振り返ってみよう

完全に番外編というか、半分ダンの経験則な話で恐縮なんですが

こういうトップダウン式で仕事をする人は、

プライベートでもパートナーや恋人から苦言を言われているケースが多いです。

ダン

離婚した場合、あいつのせいで…って言ってる人が多いのもこのパターンですね。本当にそうなんでしょうか?

ダンは結婚の経験がないので断定したことは言えませんが、

離婚の原因は、不倫とかでない限りは「性格の不一致」が多いようですね。

何か問題があっても、自分に原因があると考えずに常に他責思考の人は

部下だけでなく、身近な人からも煙たがられたり、距離を置かれている可能性があるように思います。

身内から理由もなく煙たがられたりしていないか、一度振り返ってみるのも良いかもしれませんね。

きっとアナタにも改善すべき所がありますから。

退職以前に部下に相談される上司になる為に

部下が退職する、しない以前にきちんと相談される上司になる為のポイントを紹介します。

自責で物事を考える

一番大事なポイントは「自責で物事を考える」ことでしょう。

部下からの報連相がない!

って憤りを感じているアナタ、ハッキリ言って絶望的にセンス悪いです。

この次のフレーズに

これだから最近の部下は…

なんで報連相してこないんだ!まったく…

って続こうとしてるでしょ?

断言しますけど、だから部下から報連相ないんですよ。

アナタがやるべきは、報連相がない部下を叱責したり、部下のせいにすることではなく

どうやったら報連相出来るような仕組みにするか?

どうやったら報連相して貰える存在になるか?

を考えて実行することであって、極端な話部下が報連相してこなかったら

その仕組みを作っていないアナタの負けなんです。

ダン

だってそれをする為に管理職手当貰ってるんでしょ?それをせずに部下のせいにするって職務放棄と一緒だよ?

どれだけ部下が生意気で、能力が低かったとしてもその仕組みを作れなかった時点でアナタの負けです。

だって職位が上で、それを管理する為のお金を貰っているんですから。

本当に部下に報連相させたいんだったら、まずは自分からでも状況を聞きに行きましょう。

そして報告をきちんと聞いた上で

「やっぱりキミが請け負ってる仕事の情報はとても大事だから、是非ともこれからは報告してくれると嬉しいな。」

ってしつこく言い続けるしかないんですよね。相手が行動に移すまで。

部下はそういうところの言動を本当によく見てますよ。

別の理由を探り、その原因を解決する

一般論、そしてダンの経験も含めての話ですが

報連相しないといけないことを知らないような部下はほぼいないでしょう。

なんで報告がないんだ!

って沸点摂氏10度みたいなアホリアクションする前に、一度立ち止まってよく考えてみて下さい。

部下がアナタに報連相しないのってなんでだと思いますか?

上司に報連相をしないといけないことはわかっている、でも行動に移せない…

この原因を色々な角度から考えてアプローチしないと、根本的な原因は解決出来ません。

答えを言ってしまうと、報連相がない事象の裏側で起きている可能性が高いものは

部下がそもそもアナタのことを人として信用していない(相談に値しない)

アナタと部下の人間関係が良好ではない

報連相したが有益な解決に至らず、ムダだと思われている

報連相の正しいやり方がそもそもわかっていない

この4つで、報連相の仕方がわからないは基本的には外して考えて良いでしょう。

なので実質は3つということになり、これらを掘り下げていくことが必要です。

ダン

色んな原因が重なり合ってるんだけど、基本はアナタが部下と適切な人間関係を築けていないことが一番の問題であることが多いかな。

遠回りのような気もしますが、報連相して欲しいんだったらそもそも部下と良好な人間関係を作る

というのが必須になってきます。

一人の人間として相手をきちんと尊重する

ただし、部下と良好な人間関係を作りたいからと言って

部下に迎合したり、ご機嫌を取るような言動をすると、それはそれで部下から信頼を勝ち得ることは出来ません。

ダン

このミスはよくするんですよ。ダンも過去に通った道です。

ではどうやって良好な人間関係を作るかというと

シンプルに「一人の人間として尊重してあげる」ということだと思います。

部下だから至らない点だってあるでしょう。

アナタの価値観では受け入れられないことだってあるでしょう。

でも、今アナタの下でそれなりに頑張って仕事をしてくれています。

アナタ自身、アナタの上司だったらアナタの下で働きたいと思いますか?

めぐり合わせ上アナタの部下になった彼らは、それでもアナタの下で職務を全うしてくれているのです。

不完全で、上司として至らない点もありながら、それでも文句も少なく働いてくれるのです。

凄いと思いませんか?

そこにまず感謝しましょう。それが相手に伝わると、相手もアナタのことを尊重してくれるようになりますよ。

ダン

なんだかんだ鏡の法則が基本ですから。。人間関係は。

ちなみに昨今は叱らない風潮が幅を利かせていますが、

ダンの考えは叱ることも一人の人間として尊重する上で必要なコミュニケーションだと思っています。

きちんと軸を決めておく

これは実際にダンが過去の失敗から、現在に至るまでに改良してきたことの一つなのですが

自分はどんなことがあると部下を叱るのか

ということをしっかりと伝えておくことは大切だと思います。

逆に言うとそれをしない限りは叱られない、ということも部下の目線で見ると明確になる為

相互理解が進みますし、何より心理的安全性も担保されます。

ちなみに現在ダンが定めているルールはこの3つだけ。

スキルや能力不足の問題を理由に絶対に叱らないことを約束する

部下が事前に報告してくれた問題は全て自分の責任とする。報告がなければ責任は取らない。

悪意を持って仲間や会社を傷つけたり、他責な言動を見つけ次第死ぬほど怒る

つまり、ダンのチームは

悪意を持って他人や会社を傷つけたり、他責にしない限りはダンから叱られない

ダンに報告してくれたら部下の仕事責任は全てダンに擦り付けが出来る

ことが明確になっている訳です。

ダン

だから皆めちゃくちゃ相談してくれるし、やらかしてもルールを決めた手前全部責任取ってるぞ!?

相談してくれたとしても大体「責任取ったるから、お前がいいと思ったなら行け!」ってGOサイン出すから、派手に失敗して学んでくれます。ど派手なクレームが発生することもありますが、それは成長するために必要なものと割り切って一緒に謝りに行きますね。

部下が相談してくれるようになるかどうかは、結局快適なルールと仕組みを設計し長期運用することに懸かってる、ってことですね。

勿論ダン自身も自分自身が優秀なマネージャーだとは思っていなくて、今でも更に成長すべく

自責で色々な問題については考えています。

部下が本音を言ってくれる為のオススメ本3冊

そんな部下が退職する前にきちんと本音を話してくれるような上司に生まれ変わる為の本を紹介します。

人を動かす


人を動かす 改訂新装版

知ってる人も多い、マネジメントをする上で必読の一冊でしょう。

部下が本音をアナタに言わない理由、もしかしたらアナタのモノの言い方に原因があるのかもしれませんよ。

この本に書かれている内容と、アナタが普段部下に発している言動をよーく照らし合わせてみて下さい。

今目の前で起きている事象が全て自分の責任によって発生している、ということに気づけます。

ダン

これをジックリ読み込んで、気づけなかったら管理職降りた方がいいです。真面目に。それくらい学びの深い一冊です。

とにかく仕組み化


とにかく仕組み化――人の上に立ち続けるための思考法

識学の代表の方が執筆された本です。

識学の存在そのものは知っていて、部分的に理解はしていたのですが

この本を読んでみて8割方識学のファンになりました(笑)

ダンもマネジメントの中で全ては取り入れていませんが、管理職として部下にどう接するべきかや

問題が発生した時にどのように考えないといけないのかが一冊にまとめられています。

ダン

個人的には2023年買った本の中でNo.1の満足度です。

任せるコツ


任せるコツ

スキル的にやや物足りない部下に仕事を振ると、ついつい愚痴を言いながら

途中進捗したものを巻き取り、自分でやってしまいがちですよね。

この本を読むことで、そうではなくてどうやって人に仕事を任せればよいのかがわかります。

まとめ

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

今回の記事でお伝えしたかったこと

部下の退職サインを見逃さずに確実に拾い、退職を防止すること

相談されるように日頃から部下とは人間関係・信頼関係を構築しておくこと

一人の人間として尊重した言動を心がければ、部下は必ず自分のことを信じて相談してくれるようになる

ちなみに、過去記事で退職する時の記事も書きましたのでよければ是非合わせてお読みください。

退職理由を誰も本音で言わないよ、って話。

これからもマネジメントに奮闘されるアナタを応援します。

ダン

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