広瀬章人 九段魂で藤井聡太にも肉薄

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広瀬章人 九段魂で藤井聡太に肉薄

本日の記事でお伝えしたいこと

広瀬章人先生の九段昇段条件について

広瀬章人先生のこれまでの戦績など

広瀬章人先生のエピソード

広瀬章人先生と言えば、「ほぼ九段」と揶揄されるほどの高い棋力を持ちながら

八段の状態が長く続き、九段まであと一歩の状況となっています。

また、現在もA級に所属している実力のある先生で

2022年の竜王戦では絶対王者藤井聡太先生を苦しめたことで大いにファンを沸かせました。

今回はそんな広瀬章人先生についてご紹介させて頂きます。

どうぞ最後までゆっくりとお読みくださいませ。

目次

広瀬章人 九段への昇段条件は?

広瀬章人先生 九段昇段の条件

広瀬章人先生がよく言われる「ほぼ九段」ですが、

九段に上がる為には八段に昇段後、以下のいずれかを満たす必要があります。

竜王位2期

名人位1期

タイトル3期

八段昇段後公式戦で250勝

広瀬章人先生はタイトルを2期(竜王、王位各1期)獲得されていますので

上記の条件を加味してもう少しかみ砕くと

なんでもいいからタイトル1期取る

公式戦250勝

がクリア出来れば九段になるわけなんですが。。。

タイトル1期って簡単に取れないんですよね。

そうです。

タイトル8つ全て藤井聡太先生が独占しているからなんです。

ダン

いやー、将棋星人からタイトル奪取って結構ハードル高いよ!?勿論藤井聡太先生を破って九段になる広瀬章人先生も見てみたいけども。。。現実的にはかなり厳しいよね。

そうなると、より安パイな道としては公式戦250勝ってことになるんですが

2014年に八段に昇段された広瀬章人先生、なんと9月21日時点で

公式戦勝利数が248勝なので、あと2勝でほぼ九段→九段になるんですよね。

更新めんどくさいので、今年中に2勝挙げて下さると信じ九段で記事書きました

そんな訳で早ければ今年中、どれだけ遅くとも来年の何処かでは広瀬章人九段とお呼びしても差支えがなくなるでしょう。

広瀬章人先生の九段昇段ペースは早いのか?

広瀬章人先生は2023年9月現在で現在36歳なんですが

現在の九段の棋士の中で、広瀬章人先生より年齢の若い棋士の先生が

藤井 聡太竜王名人(タイトル保有している為九段呼びしない) 21歳

永瀬 拓矢王座(藤井聡太竜王名人と同じ理由) 31歳

豊島 将之先生 33歳

佐藤 天彦先生 35歳

と4名おり、九段に昇段すると彼らに次いで5番目となるので、

将棋連盟の九段棋士31名+1名(広瀬章人先生)で見ると年齢は若い部類と言えそうです。

ダン

ちなみに上記で紹介した4名の先生は、いずれもタイトル獲得により九段に昇段しているから…公式戦250勝での九段となると、広瀬章人先生が一番若手になるんですよね。

九段昇段までの期間で言いますと、広瀬先生がプロ入りされたのは18歳の時ですから

プロ入りから九段昇段まで約18年。

レジェンド達のプロ入りから九段昇段の期間と比較してみましょう。

こうしてみると、やはりレジェンド達が恐ろしい速度で九段まで駆け上がっていく様子がわかりますね。。。

どうしても広瀬章人先生の18年と言う期間は長く感じられるかもしれませんが

一つ一つ対局で勝利を重ね、タイトルを2期獲得したことによる重みは

レジェンド達と比較しても決して色褪せない記録だと思います。

広瀬章人先生の戦績・棋風・プロ入りまでの歩みなど

広瀬章人先生のこれまでの戦績

広瀬章人先生のこれまでの戦績ですが、

タイトル挑戦回数が8回、タイトル獲得数が2期となっています。

内訳を下記にまとめました。

王位は地球代表深浦康市先生から奪取し、羽生善治先生に奪われ、再度羽生善治先生にチャレンジするも奪取とはなりませんでした。

ちなみに王位を獲得した際、広瀬先生は現役の大学生ということで、史上初の大学生タイトルホルダーとなったのでした。(その後糸谷哲郎先生も大学院在学中に達成)

竜王は通算タイトル100期が懸かった羽生善治先生から奪取し、豊島将之先生に奪われ、藤井聡太先生に挑戦するも奪取とはなりませんでした。

棋王、王将戦は渡辺明先生に挑みましたが奪取とはなりませんでした。

また、一般棋戦においては

新人王戦にて早稲田大学の後輩中村太地先生を破り優勝しています。

広瀬章人先生の棋風

広瀬章人先生の棋風についてですが、

初めてタイトルを獲得した王位戦では八局中六局で四間飛車穴熊を採用したことから

振り穴王子

穴熊王子

という愛称で呼ばれることもあります。

しかし王位戦の防衛に失敗したあたりから少しずつ棋風を変え、

現在は居飛車党で角交換や矢倉、相掛かりなどの将棋を指すことが多いように思います。

ダン

2022年の藤井聡太先生と4勝2敗の激闘を演じた竜王戦では、六局全て居飛車で難解な将棋が多かったですね。

振ってよし、居てよしのオールラウンダータイプで、かつ研究が深い。

広瀬章人先生の棋風を一言で表現するとこんな感じでしょうか。

広瀬章人先生のプロ入りまでの歩み

広瀬章人先生は1987年に東京都で生まれ、埼玉県で育ちます。

将棋を覚えたのは4歳頃で、当時アマチュア強豪であったお父様、そしてお兄様の影響で将棋を始めたのが

きっかけのようです。

そのまま着実に力を付け、小学校6年生の時に奨励会に入会します。

この頃の広瀬章人先生、お父様のお仕事の都合で小学校3年生~6年生までは

北海道の札幌にて生活をしていたこともあり、例会には北海道から飛行機で東京に飛び

参加されていたようです。

ダン

ただし中学校1年生の頃にはさいたま市に戻られているようなので、期間としてはそんなに長くないですね。

高校1年生の時に三段リーグ入りすると

高校の卒業式翌日の例会にて勝利をおさめ、15勝3敗にて1位を獲得。

早稲田大学教育学部に入学すると同時にプロ棋士としての人生をスタートさせたのでした。

好敵手の多い、98年入会組

広瀬章人先生が奨励会に入会された1998年に、同じく入会してきた棋士として

佐藤 天彦先生

糸谷 哲郎先生

戸辺  誠先生

などの実力者が揃っており

特に佐藤天彦先生、糸谷哲郎先生とはA級順位戦で長期間に渡り名人を目指し鎬を削られた仲でもあります。

糸谷哲郎先生は2022年度に残念ながらB級1組に降級してしまいましたが

これからも打倒藤井聡太を合言葉に、沢山の名局を生み出して欲しいですね。

広瀬章人先生のエピソードなど

棋界屈指の麻雀ファン

棋界の麻雀と言えば、二刀流にもなった鈴木大介先生が真っ先に連想されますが

広瀬章人先生も負けず劣らずの麻雀通。

2020年と2021年には麻雀最強戦に出場し、

2020年は見事予選通過、決勝卓に残り、2021年も鈴木大介先生と最後まで死闘を演じています。

ダン

雀士広瀬章人が誕生していても決しておかしくないんだよね…

棋士の方々は麻雀好きが多いと言いますし、広瀬章人先生もそのお一人ですが

棋士でも一流、雀士としても一流、となると

鈴木大介先生に告ぐ二刀流棋士筆頭格と言えるのではないでしょうか。

麻雀以外にはサッカーが趣味

麻雀がクローズアップされがちですが、それ以外にも

小学校の時に習っていたサッカーが趣味の一つとなっており

観戦だけでなく、自身もフットサルをプレーする等まだまだお元気な様子です。

特にプレミアリーグで活躍するアーセナルFCのファンで、同じくサッカー観戦が趣味の

渡辺明先生と現地観戦をされた経験がある程。

ダン

藤井聡太先生みたいに将棋に一直線の棋士もいれば、渡辺明先生や広瀬章人先生のように様々な趣味を同時並行しながら将棋も頑張る、みたいな先生もいらっしゃって、それが個性というか、見ていて面白いですよね。

兄弟子はあの…

広瀬章人先生の師匠は勝浦修先生で、勝浦門下には

森内 俊之先生

野月 浩貴先生

がおり、森内俊之先生については第十八世名人という偉大な兄弟子。

野月先生も北海道出身で、木村一基先生と仲が良く、北海道を代表する棋士の先生です。

ダン

ちなみに師匠の勝浦修先生はパチンコをはじめとしたギャンブルは一通りやっており、麻雀はプロ雀士に認められる程の腕前だったそうで、それが広瀬章人先生にも受け継がれているのか…?

また、麻雀だけでなく森内俊之先生はバックギャモンで世界レベルの腕前ですし

野月浩貴先生はコンサドーレ札幌の熱狂的サポーターであり、将棋界指折りのサッカー通。

師匠や兄弟子から勝負事、サッカーの血はしっかり受け継がれているのか…?

多かれ少なかれ、影響は受けていそうですね。

広瀬章人先生の著書紹介

広瀬章人先生の著書について紹介します。

振り飛車穴熊の最終進化


振り飛車穴熊の最終進化

振り飛車穴熊を指す第一人者としての著書。

アマチュアでは人気の高い振り飛車戦法に、玉の固さを追求した穴熊という贅沢な差し回しを

マスターする為にオススメの一冊です。

逆転の妙手 上級編


逆転の妙手 上級編 (マイナビ将棋BOOKS)

特にAIが発達した現在、トップ棋士ともなると

序盤からはAIの定跡どおり指しながらも、途中で定跡を外すような一手を指し

そこから研究範囲に相手を誘導しようとしますが

そこでより複雑な局面を作成する上で必要となるのが妙手。

ん?と考えさせて時間を削り、たたき合いに持ち込んで逆転し…

という手法は藤井聡太先生もよく使う手段ですね。

プロだけでなく、アマチュアにもオススメの一冊です。

まとめ

最後までお読み下さりありがとうございました。

本日の記事でお伝えしたかったこと

広瀬章人先生は「ほぼ九段」ではなく「九段」

藤井聡太先生からタイトル奪取出来る可能性のある数少ない棋士の一人

麻雀も強い隠れ二刀流、それが広瀬章人先生

順位戦だけでなくタイトル戦もまだまだ続きますが、更にご活躍される

広瀬章人先生を応援致します。

ダン

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