加藤桃子 結婚相手は?関西へ移籍した理由
加藤桃子先生のこれまでの歩みについて
加藤桃子先生の女流棋士としての戦績
加藤桃子先生のエピソード
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加藤桃子先生と言えば、力強い棋風の将棋であると共に
タイトル戦をはじめ、聞き手として非常に快活なコメントで人気のある女流棋士の先生です。
心なしか加藤桃子先生が聞き手だと解説の先生もテンション1割増しくらいな気がするんだよね。
今日はそんな元気いっぱいの加藤桃子先生についてご紹介致します。
どうぞ最後までごゆっくりとお読みくださいませ。
加藤桃子先生 結婚はしている?かわいいメイクの秘密
加藤桃子先生 結婚はしている?
加藤桃子先生と言えば非常にハキハキと話す女流棋士屈指の元気印でもあり
聞き手として登場した時のファンの方の喜ぶ声も大変多いです。
愛称は加藤桃子先生の名前をもじってカトモモと呼ばれており、大変人気のある先生ですが
気になるのは加藤桃子先生は結婚されているのかと言うところ。
2023年現在、加藤桃子先生はまだ結婚されていらっしゃらないようです。
タイトル戦等対局や聞き手の仕事も多く、現在女流棋士界では2トップと言われている
里見香奈先生、西山朋佳先生を追いかける第二集団に属していますので
将棋そのものが多忙な所もあるかもしれませんね。
ただし非常に人気のある先生でいらっしゃいますので、何処かのタイミングで
結婚の発表があるかもしれません。
メイクは3分!?
加藤桃子先生は愛嬌もあり、どちらかというとかわいい感じの先生なのですが
メイクをバッチリ決めるタイプではなく、3分と驚く程短い時間で仕上げられるそうです。
もともとあまりメイクそのものへの関心が低いようで、
メディアの前に出られたりする時はメイクをされるそうですが
奨励会にいらっしゃった時は基本的にすっぴんだったそうです。
確かに加藤桃子先生の場合はメイクをバッチリ!というよりも、自然な感じのメイクの方が際立つと思いますし、むしろお化粧よりも元気の良さの方で加点されてるような感じがしますよね…男性目線で偉そうにすいません。
特に対局当日等はしっかりメイクを整えるよりも、目の前の一局に全力で取り組むことの方が
棋士としては大切なことですから、これからもこのままの形で元気なカトモモスマイルを見せて欲しいですね。
加藤桃子先生の生い立ちから奨励会時代の話
加藤桃子先生の生い立ち~奨励会に入るまで
加藤桃子先生は1995年に静岡県の牧之原市にて誕生します。
加藤桃子先生が将棋を覚えられたのは5歳頃で、お父様とお母様の影響でした。
と言うのも、
お父様は元奨励会員で加藤桃子先生と同じく安恵照剛先生の下で将棋を学び
退会後は大学に進学して教師となり、藤枝明誠高校の将棋部顧問でもあった加藤康次さん。
お母様は、当時では珍しい女性のアマ有段者で、女流アマ名人戦にも出場し
将棋教室の講師も務められた方で、一言で言うと
であるわけですね。
お父様は当時弱小と呼ばれていた将棋部を立て直し、男子で1回、女子で5回の全国団体大会優勝に導いた凄い人なんだよ。
小学校1年生の頃からは将棋の大会にも出場しはじめ、お母様のご実家にある東京に出かけられる折には
既にお母様・お父様のツテでプロ棋士の先生方からも手ほどきを受けていらっしゃったそうです。
加藤桃子先生が将棋の実力を高めて行かれるにつれ、出てくる話題は加藤桃子先生の進路。
お母様の師匠である高柳敏夫一門には、プロ棋士は勿論
女流棋士界の生きるレジェンド、清水市代先生がいらっしゃったこともあり
加藤桃子先生を女流棋士の道に薦める選択肢もあったそうです。
しかし加藤桃子先生とご両親の判断は奨励会入りでした。
お母様のインタビューによると、まだ幼い段階で女流棋士と結論を出してしまうことに対する抵抗もあったみたいだよ。
奨励会であれば、退会しても別の道を選ぶことが出来ると考え、より広い道を、ということもあったみたいですね。
加藤桃子先生は11歳の時に奨励会に入会します。
奨励会退会~女流棋士になるまで
奨励会に入会と同時に、東京の将棋会館が近くなることだけでなく
蒲田将棋センターなど、将棋により集中出来る環境があることから
両親の元を離れ、東京にある祖父母の家にお世話になることになった加藤桃子先生。
奨励会では1学年上で元女流名人の伊藤沙恵先生や、同郷でもある八代弥先生とも仲良くされていたそうです。
また蒲田将棋教室では佐々木勇気先生や高見泰地先生、三枚堂達也先生など当時沢山の奨励会員の方がいたこともあり、女性ながら仲間として認めて貰い一緒に将棋を指すことも多かったようです。
奨励会入会後、5級になるまでに2年を要し、途中に最愛のお父様が亡くなる辛い時期もありましたが、
ここでも奨励会の方々が支えとなって下さり、将棋を指すことでせめてもの慰めになればと思ったのでしょう。
結果的にお父様が亡くなられて1か月後の例会で5級に昇級します。
当時有段者だった永瀬拓矢先生が自分の研究会に呼んで稽古をつけてくれたり、厳しくも暖かい指導をしてくださったみたいですね。
本来奨励会の級位者と有段者は実力差がある為一緒に研究なんてありえないんですが。
佐々木勇気先生の話を聞いていてもそうなんですが、こういう時の永瀬拓矢先生は、表面的には厳しく見えるんですがとっても温かいんですよね。
当時は棋譜並べを中心に勉強されていたようで、
などそうそうたる先生方の全集を並べられていたようです。
特に渡辺明先生の棋風に憧れてらっしゃったみたいですね。
19歳の時に奨励会初段となり、21歳の時に黒星が先行し1級に降格してしまいます。
規定上半年で初段に上がらないと退会となってしまうプレッシャーの中、
見事半年で初段に返り咲いた加藤桃子先生ですが
心身の不調等から将棋以外の所でも影響が及ぶようになり
24歳の時に初段にて奨励会を退会、
女流棋士として三段から次のキャリアがスタートしたのでした。
女流棋士転身後の戦績
女流棋士に転身したのは2019年からですが、
2011年に奨励会と女流棋士の重籍に関し声明を出したことで
奨励会員でありながら女流棋戦への出場の門戸が開かれたことで
2011年から女流棋士の棋戦に出場されています。
以下2023年現在取得されたタイトルです。
タイトル挑戦21回、タイトル獲得期数は9期で、タイトル期数は
女流棋士の中でも歴代6位、西山朋佳先生に次ぐ記録となっています。
※上記女流王座は、今年9月に挑戦者決定したものも含んでおります。
うち女王、女流王座の計8期が奨励会時代に獲得したタイトルで、
初タイトルは女王戦で、清水市代先生を相手にフルセットの激闘の末勝利。
16歳でのタイトル獲得となりました。
女流棋士転身後に獲得したタイトルは2021年の清麗で、絶対王者の里見香奈先生から奪取しています。
この他非公式戦では、2009年の世田谷花みず木オープン優勝が1度あります。
加藤桃子先生の棋風
加藤桃子先生の棋風ですが、女流棋士では珍しい居飛車党の本格派です。
幼い頃は初心者の基本の攻めである棒銀を指されていたようですが、
現在は相掛かりや矢倉などを指されているようです。
女流棋士に多い振り飛車に対しては、基本的に対抗形を採用することが多く
相振りにすることは殆どありません。
どちらかというと定跡に沿った差し回しというよりも、
定跡にはない力戦型の将棋を指す機会が多く、研究会で学んだ定跡にない手筋を
盤上で表現しているように感じます。
現在の2トップである里見香奈先生、西山朋佳先生もかなり力戦形を好むから…彼女達に負けないような力強い差し回しをこれからも期待したいですね。
加藤桃子先生 関西に移籍のエピソードなど
趣味はカラオケや読書・バレエ
加藤桃子先生の趣味はカラオケや読書・バレエとなっており
特にカラオケの腕前は相当なもので
全国小学生棋童戦のテーマソングを歌う程です。
これもう完全に素人のレベルじゃないんですよね…
そして上記で記載していない意外な趣味は海釣り。
ABEMA女流トーナメントでも、チームメンバーと一緒に海釣りを行い
釣った魚を召し上がる等 オジサン顔負けの 素敵な趣味を披露してくださいました。
ブログ・Twitterを不定期更新
加藤桃子先生はコッソリとAMEBAブログをやられており、不定期ではありますが更新されていらっしゃるようです。
ブログというと渡辺明先生や広瀬章人先生が有名どころですが、
憧れの渡辺明先生同様自ら積極的に情報発信をされるのは素晴らしいですね。
またTwitter(X)もやられており、こちらも不定期に更新されていらっしゃるようです。
定期的な更新に期待ですね。
自己肯定感の低さを乗り越えて
加藤桃子先生は奨励会に約12年在籍し、結果としては退会されていますが
在籍中は将棋が上達せず、己の弱さとも向き合えなかったことがあり
体調不良等も起こし、自己肯定感が低かったそうです。
特に2011年、奨励会員の立場でありながら女王に輝き、賞金500万円を頂いた時は
先輩の奨励会員や、高段の奨励会員に
あんな将棋で500万円!?ありえない!金の取れる将棋じゃない!
等と嫌味を言われることもあったようです。
それでも奨励会を退会するタイミングでは、自分自身の将棋の弱さと向き合い、認めることが出来たことで
少しずつ本来の明るかった加藤桃子先生に戻られたようです。
現在はコウペイちゃんのえらいシリーズでポジティブに考えるようにしているとのこと。
これからもポジティブな将棋、聞き手役として私達を楽しませてほしいですね。
関西将棋連盟へ所属を変更
2023年の7月に、関西将棋連盟へ所属を変更した加藤桃子先生。
理由はシンプルに
と言う理由だからだそうです。
実際に女王戦へのタイトル挑戦も達成し、環境を変えた成果が早くも出始めているように思います。
現在は関西所属の棋士の先生方とも一緒に研究をされていらっしゃるとのこと。
里見香奈先生、西山朋佳先生の牙城を崩す一番手として、更なる活躍に期待ですね。
まとめ
最後までお読み下さりありがとうございました。
奨励会時代の経験が、女流棋士としてプラスになっている加藤桃子先生
実績だけでなく聞き手としての明るく元気な様子にファンの多い加藤桃子先生
関西に所属し、更なる飛躍を目指し挑戦し続ける加藤桃子先生
これからも加藤桃子先生らしく、明るくパワフルな将棋と聞き手で
私達ファンを魅了してくれることを願い、応援致します。
ダン
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] この時は同じく奨励会員だった加藤桃子先生に敗れてるんだよ。また、2級の際には福間香奈先生が奨励会に編入される際の試験官を務めるなど注目は当時から集めていたよ。 […]