武富礼衣 結婚は?かわいい兄思いの女流棋士
武富礼衣先生のこれまでの歩み
武富礼衣先生の女流棋士としての戦績
武富礼衣先生のエピソードなど
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武富礼衣先生と言えば、聞き手としても大変人気のある女性棋士の先生のお一人です。
聞き手には様々なタイプがいて、
お話上手な鈴木環那先生タイプや、解説を引き立て一歩引いた位置からの脇田菜々子先生タイプなど
様々なタイプの聞き手の先生がいて、見ている私達を楽しませて下さいますが
武富礼衣先生は完全に貞升南ポジションです。
解説の先生にネタをぶっこんで、そのネタを触媒に解説をどんどん盛り上げていく。
そんな軽妙な話口を目の当たりに私達も盤外で非常に楽しむことが出来ています。
今回はそんな人気の武富礼衣先生についてご紹介致します。
どうぞ最後までごゆっくりとお読みください。
武富礼衣 結婚は? かわいい兄と仲良しの女流棋士
結婚は?
武富礼衣先生は1999年生まれの、将来を期待されている女流棋士の先生です。
2024年現在で24歳とお若く、これから棋力を付けて女流棋士の中でも成績上位に食い込むことが期待されています。
そんな人気の武富礼衣先生ですが、気になる恋愛事情や結婚事情について調べた所
2024年現在は結婚しておりません。
2022年の10月に、更なる実力アップを目指し所属を関東に移したことから
これまで以上に沢山の方と出会う機会も増えることと思います。
本業である将棋も頑張りながら、素敵なお相手が見つかると良いですね。
兄と仲良し
武富礼衣先生には3歳年上のお兄様、有平様がいらっしゃり
成人式の際は一緒に写真を撮ってTwitterにアップロードするほど仲良しです。
成人式の写真以外にもお兄様と一緒に写っていらっしゃるのが幾つかTwitter上にありました。
お兄様の有平さんのことが大好きな様子が伺えますね。
ちなみに兄の有平さんはアマチュアの強豪で、佐賀県代表でアマ名人戦にも出場する程の腕前なんだ。将棋が強いお兄さんのことが大好き、という点では大親友の小高佐季子先生と通ずる部分がありますね。
こんなに素敵なお兄様が身近にいらっしゃると、確かにパートナーに求めるハードルも高くなりそうな気がしますね…
武富礼衣ファンの男性諸氏におかれては、一層の自己の研鑽に励まれる必要があるかと思います(笑)
兄との将棋は一日30~40局
お兄様と将棋を指すのも日常だったようで、1日30~40局程お兄様と指されていたようです。
もはやお兄様と言うよりも、「一番身近にいる将棋の練習仲間」みたいなものですね。
道場にも週末通われていたそうですが、アマチュアの強豪であるお兄様と1日30~40局を指すだけでも相当な練習になったことは想像に難くないですね。
ちなみに武富礼衣先生は負けず嫌いなので、お兄様が「勝ち逃げ」されようとすると「次やると負けるから寝るんでしょ?」と挑発して泣きの1局を指させる等、小さな戦いは日常的に発生していたようですね…
そんな様子だからか、ご両親にもいつも
早くご飯食べなさい!お風呂早く入りなさい!もう寝なさい!
と怒られていたのでした…
武富礼衣の生い立ち~佐賀県初の棋士誕生・女流棋士の戦績
武富礼衣 生い立ち
武富礼衣先生は、先述の通り1999年に佐賀県佐賀市にて誕生します。
将棋を始められたのは5歳の頃で、当時3歳上であったお兄様がお父様から将棋の手ほどきを受け、
それを眺めていて自分もやりたい!と思ったことがきっかけだったとか。
この頃からお兄様大好きで、お兄様が遊戯王ゲームなら武富礼衣先生も遊戯王ゲームを、ちゃんばらをやったら武富礼衣先生もちゃんばらをやるなど、とにかくお兄様がやられることを一緒にやりたくて仕方なかったみたいですね。
そして小学校1年生の頃に、佐賀市で開かれた将棋の日のイベントに
あの谷川浩司先生が参加し、六枚落ちの指導対局を沢山の観客の前で受けられたことで将棋への熱が上がります。
そこからは現在の師匠でもある中田功先生が師範を務める、福岡市の将棋道場に通うようになります。
中学生選抜将棋選手権全国大会に3年連続出場
全国高等学校将棋竜王戦佐賀代表
全国高等学校将棋選手権女子3位
など佐賀県を代表するアマチュア強豪となった武富礼衣先生。
15歳になり、将棋のプロ(女流棋士)になることを決意し、中田功先生に弟子入りのお願いをしたのでした。
師匠からの返事は一言、遅い。
だったそうで、将棋でプロになろうと覚悟するまでの期間が長すぎることを叱られたようです。
後述しますが武富礼衣先生は将棋と並行してピアノや塾、部活の合唱部など忙しく、なかなか将棋一本で将来生きていく、ということの決意に時間がかかったみたいですね。
ただし好きなら続けられる、という思いを持って
中田功先生の厳しい詰問にも覚悟を持って応え、高校1年生の9月から関東研修会に通うようになったのでした。
土曜日に学校の授業が終わると、自宅のある佐賀県から東京へ飛行機で向かい、関東に住むお父様の自宅にて一泊。
日曜日にはそのまま朝から研修会で対局を行い、飛行機で佐賀に帰る。
帰宅が22時を過ぎることもあったようで、更に武富礼衣先生は
高校でも特別進学コースに在籍していた為学校の宿題・課題もたくさんあり
深夜の2時~3時まで課題をこなすこともあったようです。
そんな努力の甲斐もあって、半年後の2016年2月には研修会にてC1へ昇級します。
C1に昇級に伴い、当時の制度により女流棋士3級の資格を得ましたが、女流棋士3級に必要な対局数を満たしておらず
例会で対局数を満たす為に数か月を費やします。
そして2016年の5月に、仮免許の状態ながら女流棋士3級としての資格を得るのでした。
2018年に女流棋士3級の制度は廃止されたんだけど、当時は女流棋士3級は仮免許のような状態で、2年間に所定の成績をクリアすると晴れて女流棋士2級になれるという制度があったんだ。
クリアできないと再びアマチュアに戻ってやり直しだったんだよ。
女流3級として迎えた1年目は5勝7敗と女流棋士2級への規定をクリア出来ませんでした。
ラストチャンスとなる2年目もなかなかトーナメントを勝ち上がることが出来ず、ジワジワとリミットが迫ります。
そんな中迎えた女流名人戦で予選準決勝まで勝ち上がり、岩根忍先生と対局します。
岩根忍先生はタイトル挑戦経験もある強豪の先生ですが、この対局に勝利すると
予選決勝まで勝ち上がることになり、女流棋士2級の要件を満たすことになる為
事実上のプロ入りを懸けた大一番となりました。
この運命の一局に勝利し、見事女流棋士2級への条件を満たします。
戦前・戦後・男女含めても佐賀県出身で初めてのプロ棋士となったのでした。
武富礼衣 女流棋士の実績
プロ入り後の武富礼衣先生の実績ですが、
2023年の白瀧あゆみ杯優勝がハイライトでしょう。
それ以外に目立った戦績は今の所ありませんが着実に力を付けてきており
昨年度の白玲戦はC級から昇級し、今年度はB級に所属、A級への昇級を狙っています。
大きな成果を出すことも勿論大切ですが、コツコツと安定した成績を残すこともそれと同じくらい大切。
武富礼衣先生のこれからの成績にも期待ですね。
武富礼衣 棋風
武富礼衣先生の棋風ですが、幼少期から居飛車党で得意戦法は穴熊となっています。
穴熊は幼少期に一緒に切磋琢磨したお兄様も得意とする戦法で、
兄妹で得意戦法が一緒というのも微笑ましい話ですね。
ただし、女流棋士になってからは穴熊だけで勝ち続けることに対する難しさも感じていらっしゃるようです。
穴熊という戦法ながら、どちらかというと攻め棋風の方が合っていると武富礼衣先生は語られており
先日の倉敷藤花戦では矢倉を指しています(結果は負け)ので、今後穴熊以外の戦法も目にする機会があるかもしれませんね。
武富礼衣 ぞうさん 二歩 巫女などのエピソード
ワープ角に対抗して二歩?
武富礼衣先生、実は女流棋士になられてから一度反則負けがあります。
それが二歩で、プロの棋士がやる反則負けとしては最もポピュラーなものなのですが
何とその二歩、大きな話題となったのです。
それは前日に、菅井竜也先生がワープ角による反則負けを喫した翌日だったからで
しかもなんとワープ角が発生した対局場と同じ対局場で起こったからなんですね。
二日連続で反則負けが発生するのは何と29年ぶり4回目だったようで、
持っているのか持っていないのかよくわからない状況になってしまいましたね…
しかしメンタル鬼強の武富礼衣先生、転んでもタダでは起きません。
後日、大盤解説会にてワープ角のネタで笑いを取っている菅井竜也先生に
と被せに行くという度胸満点のムーブを炸裂させます。
いやー決断の一手ですよこれ…並の棋士では指せない一手を堂々と指す、度胸がないと出来ません。
聞き手として人気があるのもこのような所があるからなのかもしれませんね(笑)
地球代表 深浦康市のぞうさん発言に危うくKO負け
藤井聡太先生と丸山忠久先生の対局にて
地球代表 深浦康市先生の解説に対する聞き手として出演された時にそれは起こります。
もともと深浦康市先生も長崎県の出身であり、同じ九州出身ということもあり非常に仲の良いお二人。
軽妙な語り口で解説を進めていますが、なんと対局は千日手となり指し直しに。
地球代表が疲れからか幻覚?が発生し、見間違える所から話がどんどん盛り上がっていきます。
そして再度AIは局面から千日手を候補として判断。
幻覚ネタと合わせてお二人で笑っている所に、地球代表から鋭い寄せの一手が放たれます。
完全に読みから外れた一手にツボってしまったのか、大笑いしてしまう武富礼衣先生でした…
ファン歓喜!巫女姿で師匠と大盤解説
武富礼衣先生は中継での聞き手だけでなく大盤解説等でも聞き手として登場します。
ある対局で師匠である中田功先生と神社にて大盤解説を務められた際、
なんと巫女の恰好で登場した武富礼衣先生。
ファンを一撃で歓喜させる鬼手を放ったのでした。
ちなみに中田功門下では、佐藤天彦先生が兄弟子なんですよね。ファンの方へのサービスショットは兄弟子からもしっかり教育されてるんでしょうか…(笑)
特技はピアノ
将棋に専念する前からピアノを長い期間続けられていたようで、腕前もかなりのようです。
また、女流棋士の45周年パーティーでは西尾明先生とギター×ピアノのコラボも披露されました。
佐藤康光会長のバイオリンもそうですが、実は密かに音楽を嗜む棋士の先生、いますよね。
聞き逃すな!武富語録
武富礼衣先生は聞き手として私達を楽しませてくれるのですが
その一つに武富語録があります。
一度聞くと癖になり、女版豊川孝弘 いつまでも耳に残るような語録となっています。
一部を紹介すると
王将戦のおやつで出たチーズケーキを食べて「おはよう卵、って感じ」「シュワシュワする」
同じく名人戦で出たわらび餅を食べて「ぷるんぷるんチュルンチュルンでのど越しがすごいです!」
得意料理を出し巻き卵と答え、腕前は「だし巻き卵選手権地区大会ベスト32には残れるくらい」
腹筋コンクリート(腹筋が崩壊するくらい面白いこと)
畠山鎮先生を中心にお世話になっているメンバーを「マモリーズ」と命名
お母様から送られてくる食品等のことをアマゾンと引っ掛け「ママゾン」
などなどかなり個性的な言動ですね。
ちなみにマモリーズのメンバーについては以下のようです。
マモリーズ、錚々たるメンバーですね…
ママゾンは栄養士。手ほどきを受け…
武富礼衣先生が命名したママゾンですが、
武富礼衣先生のお母様は栄養士をされているようでとても料理がお上手なだけでなく
冷蔵庫にある食材を如何に効率よく使って料理を作るか
に長けていらっしゃるようで、その影響かご実家の冷蔵庫はいつも食材がない状態だったようです。
そんなお母様の手ほどきを受け、東京に引っ越してからもビデオ通話をしながら
ライブクッキングにて、お母様から料理を学ばれているそうです。
そんな武富礼衣先生の料理の腕前はこちら。
だから豊川孝弘かよ
詰将棋×お料理という素敵な腕前を見せて下さったのでした。
ちなみにお寿司がお好きなようで、よく自宅でも握られる程だそうです。
関西所属で、お父様が大阪にいらっしゃった時は、お父様にもお寿司を振る舞われたのだとか。
仲良しの石本さくら先生にも沢山お寿司を振る舞われたようです。
卒業研究は棋風と性格の相関関係?
武富礼衣先生は立命館大学の総合心理学部を卒業されていますが、
卒業の際の研究テーマは将棋に対するもので、棋風と性格の相関関係についてだそうです。
居飛車・振り飛車。攻め将棋、受け将棋。
また棋士の見せる仕草などから、人間の性格と関係しているのではないか、という着想から
研究に至ったそうです。
いつか学生時代のご研究内容を発表されるような機会があると良いですね!
ちなみにそんな卒業研究を提出する期限直前になって、なんとぎっくり首(頸部筋筋膜炎)になられたようです。
残り数日と迫っていたこともあり、首の酷い凝りや痛みを我慢しながら執筆されていた所
呼吸が出来ない程の痛みとなった為、論文提出後タクシーに乗って病院に出向き、
診察を受けた所診断されたようです。
更に数日後には対局を控えていたこともあり、連盟に問い合わせた所
ぎっくり首による対局欠席は不戦敗になることを伝えられた為
コルセットを首に巻いて対局に臨まされたようです。
首を曲げて前傾姿勢が取れず、局面を部分的に見ることが難しく
常時盤面全体を見ないという悪条件の中、里見咲紀先生(現川又)に勝利。
ガッツありますよね、武富礼衣先生。
ちなみにそんな命がけで卒論を書き上げた甲斐?あってか
立命館大学の客員教授(たまたま将棋に興味を持っていた教授がおり、共同研究という形)
として
脳内盤について
手を読む際の視覚的イメージについて
対局中の棋士の眼球運動について
研究されているようです。
将棋を感覚で捉えず、学問として深く研究していく。楽しみですね。
武富礼衣先生の女流棋士交友関係
武富礼衣先生の女流棋士交友関係ですが、
一番の仲良しは同じ立命館大学総合心理学部の先輩石本さくら先生と述べております。
それ以外には小高佐季子先生も仲良しで、関東に足を運んでいた際はほぼ毎回会われていたようです。
ただお二人で女流初段昇級をかけた一局の際は、1か月前くらいからお互い連絡を取らず、対局に集中されていたみたいですよ。
また、立命館大学のご出身ということで
香川愛生先生が進学以降女流棋士が多く在籍していることもありそちらとの交流がありそうですね。
(北村桂香先生、石本さくら先生、和田あき先生、藤井奈々先生…)
また、女流棋士2級への期限が迫る中で、当時から女流棋士トップクラスの地位にいた里見香奈先生から
というアドバイスをいただき、それ以後気持ちが楽になられたことも語られていました。
インタビュー等でも周りの方への感謝の気持ちをよく口にされる武富礼衣先生ですから
やはり交友のある方々との関係性もとても大事にされているようですね。
まとめ
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。
女流棋士2級のプレッシャーをはねのけた、ガッツある武富礼衣先生
武富礼衣先生の聞き手として発せられる「武富語録」は今後も聞き逃せない
少しずつ実力も伴っており、今後の活躍に目が離せない武富礼衣先生
これからも聞き手として、そして本業である将棋でも更なるご活躍されるよう応援し続けます。
ダン
コメント
コメント一覧 (3件)
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