窪田義行 巣作りは病気が理由?峰王は伊藤匠にも勝つ 結婚は?
窪田義行先生のこれまでの経歴
窪田義行先生のプロ棋士としての実績
窪田義行先生のエピソード
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いやー。
何というか、踏み込んではいけない世界に自ら踏み込んでいくような、そんな感覚を覚えます。
窪田義行。
数多あるエピソードを全部紹介していたら、間違いなく当ブログはパンクしてしまいますので(笑)
今回は窪田義行先生の魅力やプロ棋士としての活動、厳選されたエピソード等を中心に
ご紹介していきます。
どうぞ最後までごゆっくりとお読みくださいませ。
窪田義行 巣作りは病気ゆえ? 結婚は?
窪田義行 巣作りは病気ゆえ?
窪田義行先生と聞いて恐らく一番最初に思いつくのが、巣作りでしょう。
巣作りと言っても鳥のような巣を作ることを指すのではなく、将棋界では
を指します(本当かよ)
と言うことで、実際の巣作りの様子を見て頂く方が色々と話が早いかと思いますので巣作りの様子をご覧ください。
約40分の長編なのですが、無限に見ていられる程面白いです。
しかも更に面白いのが、自身で巣作りについて解説されていること。
ネタになってる巣作りを自ら解説して下さる、ってなかなかないっすよ…
ただ、これも遊びでやっているような感じは受けず真剣にやられているような印象を受けました。
盤面同様自分の支配力が及ぶ環境、領域の拡大が目的
非合理的が許せない
そんな雰囲気も感じ取ることが出来ます。(と精一杯擁護してみる)
とはいえ窪田義行先生、物凄く真面目な印象を受けるんですよね。常識突き破るレベルで真面目な印象。自らの拘りを表現するために妥協しない方なのかなぁ、と思って眺めると色々と合点が行きます、個人的には。
非常にユニークな動きでやや落ち着きのない印象を受けますが、
これを以て何かしらの病気を疑うのはナンセンスでしょう。
巣作りに必要な素材(?)
窪田義行先生が巣作りの際何を素材として使っていて
何を持ってきているのか、という話ですが
以下一覧にしますと
車用のクラスターイオン発生器+モバイルバッテリー
クラスターイオン発生台
クッション(大)
クッション(小)※姿勢が悪くなるからと現在は使ってない可能性有
連盟のお盆、持参するお盆
茶托、コースター
酸素発生機、酸素缶
脇息+タオル+ヒモ(三点セット)
ペーパー、手拭
グラス、マグカップ、湯のみ、お茶
パルスオキシメーター、体温計、目薬
熊よけの鈴(穴熊対策として)、ファンの方のお守り、鳩森神社の榧の実、窪田家の家紋?
などとなっており、更に増加傾向だとか。
いや多っ!確かに対局に合わせて持って行くものは棋士によって多少違うけども…ここまで多いと…
ちなみに他の棋士は何を対局の際に持って行くかという話ですが、
中村太地先生が過去に動画にてご紹介されています。
また、鈴木環那先生、室谷由紀先生の女流棋士の先生も紹介して下さっています。
将棋の先生によってそれぞれ個性が違うのはありますが、
その中でも窪田先生の持ち物のボリュームはやはり圧倒的ですね…
明らかにクッションとクラスターイオン発生器で空間を支配されます(笑)
窪田義行 結婚は?
こんな非常にユニークな巣作りをされている窪田義行先生先生ですが、
気になる結婚事情について調べた所、2024年現在はご結婚されていないようでした。
とはいえこれだけ自身の世界観に没頭されるということは
それだけ他者との接触を重んじていなく、自由に生きることに喜びを感じている可能性もあるので
むしろ自分自身の世界観をとことん追求していく方が幸せだったりします。
結婚=幸せ って時代ではなくなってきてますからね。
仮にお相手の方が出来たとしても窪田ワールドにドップリ漬かることになるので相当苦労しそうですし(笑)、
窪田義行先生は窪田義行先生らしく人生を謳歌される方が間違いなくQOL上がると勝手に思い込んでいます。
窪田義行 プロ棋士の戦績 生い立ち
窪田義行 生い立ち プロ棋士になるまで
窪田義行先生は1972年に東京都足立区にて誕生します。
将棋に触れたのは小学校1年生で、お父様の実家に遊びに行った際に
将棋盤があったことがきっかけで始められたようです。
その後茨城県にお引越し?をされ、茨城県の取手市にある茨城城南支部で支部長さんから指導を受けられ
道場に通った方が多くの人とさせるとのことで、
柏にある将棋道場に通われるようになります。
今でこそ柏は石田和雄先生が師範を務める柏将棋センターが有名ですが、当時は加瀬純一先生のお父様である加瀬不知夫先生が柏で師範を務められていた頃だよ。
小学4年生でアマチュア4段、小学5年生でアマチュア5段の強豪であった窪田義行先生。
小学6年生の際に小学生将棋名人戦で優勝し、その年に奨励会に入会します。
師匠は故・花村元司先生ですが、地球代表の愛称で有名な深浦康市先生は弟子入りが数日違いの弟弟子であります。
小学2年時に将棋で名人になると決意された窪田義行先生、奨励会に入会後も順調に昇級・昇段を重ね
15歳で初段、18歳で三段に昇段します。
三段リーグ参加後、5期目に13勝5敗を挙げて1位となり、
北浜健介先生と共に四段(プロ入り)となったのでした。
窪田義行 プロ入り後の実績
窪田義行先生のプロ入り後は一般棋戦、タイトル共に優勝経験はありません。
しかし中原誠先生や加藤一二三先生にも勝利したことがあり、決して弱い棋士ではなく
実力は確かな先生です。
また、非常に窪田義行先生らしい?唯一無二の記録があり
降級点&昇段記録があります。
窪田義行先生はプロ入り後、C級2組、C級1組、B級2組を戦場として順位戦を戦ってきましたが
その3つの級全てで降級点を取ったという史上初の記録を持たれています。
しかし凄いのはそれだけではなく
しており、
C級2組で2回の降級点後にB級2組へ昇級
C級2組、C級1組で降級点を取ったあとB級2組へ昇級
は、先述した3つのクラスでの降級点記録と合わせ将棋史の中でも初の記録となっています。
こういうマイナーな記録をさらっと打ち立てるのが、如何にも窪田義行先生らしいですね…
2023年現在はC級1組で順位戦を戦っています。
更なる伝説が生まれるのか!?見ものですね。
窪田義行 棋風
窪田義行先生の棋風は振り飛車党で、主に四間飛車を得意戦法としています。
一般的な四間飛車と少しテイストが違うのは、窪田義行先生が「タテの振り飛車」と表現されるように
守りに使う金銀をズンズンと前進させ、金で相手の駒を抑えこもうという考え方なようで
久保利明先生のように軽い捌きとは少し違う形になります。
自らの棋風、特に金が前に出ていく指し方について窪田義行先生は
と表現されており、好きなナポレオンと自らの差し回しを重ねているような表現が魅力的ですね。
窪田義行 伊藤匠に勝つ 峰王などエピソード
窪田義行 伊藤匠に盤外戦?で勝利
様々なエピソードが多い窪田義行先生ですが、まず最初のエピソードとして
現在竜王戦に挑戦者としている若手の強豪棋士、伊藤匠先生に勝利したことが挙げられます。
遡ること2022年の竜王戦にて、窪田義行先生は伊藤匠先生と対局します。
千日手の末窪田義行先生が勝利するのですが、盤外での戦術に引き込む老獪?な駆け引きを繰り広げます。
1枚目の写真、イトタク先生明らかに動揺してんじゃん…
マナーという観点でどうかということは勿論あるんですが、
自由流の流れそのままにマイペースで指す窪田義行先生。
勿論勝負事ですから、相手の盤外の仕掛けにも動揺した方が負けなんですが
有望な若手をあの手この手で破った一局はある意味名局ですね。
藤井聡太でも取れないタイトル!?峰王
現在将棋界にあるタイトル8つ全てを獲得し、絶対王者としての存在感となった藤井聡太先生ですが
実はまだ藤井聡太先生も獲得されていないというタイトルがまことしやかにあるとしたら…
それは信じますか?
窪田義行先生、実は将棋連盟非公式ながら現在もタイトルホルダーであり
峰王(ほうおう)
というタイトルを保持しているのです。
実は登山が趣味の窪田義行先生、同じく登山好きの中川大輔先生と
ニコ生の盤外企画で、登山時に山の頂上で将棋を指すという企画に参加されました。
そして2018年、南アルプスにある将棊頭山(しょうぎかしらやま)の直下にある山小屋にて対局。
見事中川大輔先生に勝利し、初代峰王のタイトルを戴冠?すると
翌2019年には防衛?を懸けて筑波山の展望台にて再び中川大輔先生と対局し、防衛に成功。
Twitter(X)でもしっかりと名前の横に峰王と書いている窪田義行先生でした…
標高2730mでの対局で奪いしタイトル!さしもの藤井聡太先生も、標高の高い所での対局、そして峰王のタイトル奪取は難しい!?
とにかく多趣味
巣作りだけでなく、常人では理解しがたい独特の感性をお持ちの窪田義行先生ですが、
趣味も非常に多いです。
特撮
読書(歴史もの、SF)
アニメ・ゲーム
太極拳
英会話
書道
登山
時代劇
これも多い!
また、野球にも熱心なようで
西武ライオンズ、そして阪神タイガースのファンである様子が伝わってきます。
将棋だけでなく沢山の情報や興味あるものに触れ、それを盤上で表現する。
窪田ワールド、棋風はやはり一種のアートだなぁと考えさせられますね。
アンテナが高いゆえ?ノイズも拾いがち
窪田義行先生は多趣味で様々なことに関心を持たれていることもあり、
そこが個人的には魅力でもあると思っているのですが
アンテナが高いゆえか、人間の俗物的なものにもアンテナが反応してしまい
瞬間的に好戦的になってしまうことがあるようです。
(引用 近代将棋1994年5月号、「棋士インタビュー 窪田義行新四段の巻 個性発揮でレッツゴー」より)
と言うことで窪田義行先生は自分なりの美学というか、哲学みたいなものを抱えていらっしゃるのだなぁ、というのを感じたエピソードです。
Twitterでも、様々な記事を引用しては自身の見解を述べられたりしていますよ。やはり窪田ワールドだなぁと感じさせられますね。
ただし取材された方も仰せの通り、余計なノイズを拾いすぎると
窪田義行先生の良さが半減してしまいそうな気もしますので
基本的には師匠であった花村元司先生同様、
ニコニコして大らかな窪田義行先生をいつも見ていたいなぁ、と思ったりします。
トーナメントプロとしての誇り
近年は将棋の対局だけでなく、普及活動に積極的な活動も多い中で
窪田義行先生は対局に専念し、トーナメントプロとして勝負に拘るサムライのような先生です。
アンケートで藤井聡太先生との対局の際には
勝ちに行くと堂々と宣言もされており、変に迎合したりしない所が
やはり窪田義行先生たる所以ですよね。
しかしそれゆえ解説のお仕事などは機会も少ないためどちらかというと不慣れなことが多く、
大盤解説で観客の方にお尻を向けて解説していた所
山口恵梨子先生から
お客さんにお尻を向けてはダメです!とタックルを喰らってしまいます。
まぁ確かにこれは山口恵梨子先生の仰せのことが正しいけど…でも窪田義行先生が不慣れであることを知っていたなら一言さりげなく注意してからでもよかったのでは…
ただし個人的には窪田ワールド大好きなので、番組的に万人受けしづらい窪田義行先生をメイン解説は
難しいかもしれませんが、副音声やサブ解説みたいな位置に置いて、
滅茶苦茶マニアックな解説をして下さるとコアなファンは滅茶苦茶喜ぶと思いますけどね…
まとめ
最後までお読み下さりありがとうございました。
対局時の巣作りは唯一無二の窪田義行先生
話題だけでなく実力というちゃんとした裏付けもある窪田義行先生
将棋・将棋以外も含めて窪田ワールドで私達を楽しませてくれる窪田義行先生
これからも私達を窪田ワールドに誘い、魅了して下さる窪田義行先生を応援します。
ダン