ファクタリングとは?やばい?元ファクタリング業者が解説

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ファクタリングとは?やばい?元ファクタリング業者が解説

今回の記事でお伝えしたいこと

ファクタリングがどういうものなのかがわかる

ファクタリングの仕組みがわかる

ファクタリング利用の際どう審査されているかがわかる

ファクタリングという言葉は最近少しずつ聞かれるようになってきましたね。

手元の資金が不足したり、単月での資金に不安を覚えた場合など

わざわざ銀行から借入をするまでもないけど、瞬間的に手元の資金を厚くしたい!

って状況は、経営者であればとても共感頂ける所かと思います。

そんな状況の中で、ファクタリングという新しい資金調達の方法が

近年少しずつ知名度を上げてきている状況です。

そこで今回は、過去にファクタリング業者で勤務していた経験のあるダンが

ファクタリングについて解説致します。

ダン

ちなみに一部反社も混じっているこの業界ですが、ダンの会社は極めて真っ当なホワイト企業でしたので!一応補足しておきます。

 

それではどうぞ最後までごゆっくりとお読みくださいませ。

目次

ファクタリングとは

売掛金を現金化するサービス

ファクタリングとは、一言で言うと

「売掛金を現金化するサービス」であります。

どういうことか簡単に説明すると

取引先に毎月発行している請求書を見て

会社がどれくらいの売掛金を持っているのかをファクタリング業者が確認し

その売掛金を幾らで買い取り、現金として支払うか審査する

 

と言うものです。

もう少し詳しく解説しますと、

例えば12月に売上として計上したとしても、実際に入金されるのって12月当月ではなくて

月末に取引先に請求書を出し、承認を得てからの支払いになるので

翌月末(1月)であったり、翌々月末(2月)であったりしますよね?

その売掛金(売上債権)を買い取ってもらい、現金として入金して貰うことで

短期的に手元の資金を厚くする為の手段がファクタリングになります。

海外では認知度の高い資金調達サービス

ファクタリングは海外発祥の資金調達手段ですが、もともとは

海外が発祥で、もともとは14世紀から16世紀の間に原型が出来上がり

現在のように請求書を書いとるような形は17世紀のアメリカで既に行われています。

このような歴史背景から海外ではポピュラーな資金調達手段の一つとなっています。

 

日本にも1970年代にアメリカからファクタリングの概念が流入してきたのですが

現在も同様手形が一般的であったことや

債権譲渡に関する民法がネックとなりなかなか普及しませんでした。

しかし2005年の民法改定により、債権譲渡登記により第三者への対抗要件を具備出来るようになったことなどから

少しずつ利便性が高まり、広まってきたのが現状です。

金消契約ではなく売買契約

ファクタリングでよく誤解されがちなことの一つに契約の形態が挙げられます。

民法上形のある契約、典型契約と呼ばれるものは13種類あり、

事業資金の調達であれば銀行や信用金庫からの借り入れということで消費貸借契約に分類される

「金消契約」(金銭消費貸借契約書)が一般的ですが、

ファクタリングは同じ金融というカテゴリではあるものの契約形態は売買契約となり

銀行や信用金庫などから借り入れする契約形態と大きく異なる点です。

ここでいう売買契約とは、売掛金という債権を現金で買い取るという契約形態となるので

ファクタリング業者からお金を借りるという契約ではなく

ファクタリング業者に売掛金(債権)を買い取って貰った、という形の契約となります。

わかりやすいものでいうと、使わなくなった新幹線チケットを金券ショップで買い取って貰ったり

古本屋さんやリサイクルショップで使わなくなったものを買い取って貰うのと契約形態としては一緒です。

 

ダン

売掛金(債権)と言う目に見えにくいものだからイメージは湧きにくいけど、実際は買取して貰う際の契約と一緒なんですよね。

ファクタリングが即日支払い可能な仕組み

ファクタリングの仕組み

ファクタリングの仕組みについてはなかなか馴染みがないこともあり、

イメージが湧きにくい部分もあるかと思うので図にしました。

ファクタリング会社によって多少違いはあるかと思いますが、大まかな流れは以下です。

 

何を買い取ってもらうかを審査して貰わないといけないので、売掛金がわかる請求書は基本的に必須です。

逆に法人に請求書を出していなくて、ほぼ現金商売の業種はファクタリング利用のハードルが上がります。

入金して貰った分の返済方法ですが、

買い取って貰った売掛金の入金と同時にファクタリング会社に返済するのが一般的です。

例えば1月入金予定の売掛金1000万円を950万円で買い取って貰ったら、

1000万円の返済は売掛金が自社に入金されたタイミングでファクタリング会社に支払います。

 

返済は一括返済が基本です。

即日利用可能な理由

ファクタリング業者の審査が金融機関の借入と違ってスピーディに行える理由は至って簡単で

提出された売掛債権を買い取ることが出来るか否か、返済まで出来るか否か

という1点でしか審査をしていないからです。

ダン

古本屋さんやリサイクルショップ屋さんが、買い取りに1週間もかけませんよね?基本は数十分~1時間程度で金額まで提示してくれるのと同じです。

そこから売買契約の締結(オンライン・オフラインいずれもあり)となりますから

午前中に全て必要書類提出→審査→午後一時に返事→オンライン契約→当日入金

 

という流れも最短であれば組めます。

ファクタリングの審査方法

審査対象は自社ではなく「取引先」

ファクタリング業者が売掛債権を買い取りする為の審査の話については先述しましたが

ではどうやって審査しているのか、という内容についてご紹介致します。

結論から言うと主に貴社ではなく請求書に記載されている「取引先」企業について審査しています。

審査の方法はファクタリングの会社によって異なるかと思いますが

債権を買い取った後倒産等のリスクが少なくきちんと入金があるか(回収リスク)

反社会的な企業との取引ではないか(反社チェック)

貴社が社会的に見て何か事件等を起こしていないか(風評チェック)

 

と言う所を中心に審査しています。

ダン

ファクタリングの会社にもよりますが、帝国データバンクの点数や、東京経済のジャッジメント情報なんかを頼りに取引先、貴社を審査していましたよ。

 

なので、一般的な銀行や信用金庫、ノンバンクからの借入を申し込んだ際に審査するこちらのようなポイントは

ファクタリング業界の中ではあまり行っていないことが多いです。

貴社の経営状況が芳しくなく、赤字が続いているような状況であっても利用出来るのがファクタリングです。

断られた=自社ではなく取引先が「買取対象ではない」という判断

上記のような形での審査を行っているので、金融機関や信用金庫等への借入の申し込みと異なり

審査に数週間を要したり、最初から決算書の提出を義務付けられたりということは基本的にはありません。

(売買契約締結の際に決算書が必要となるファクタリング業者もあります)

なので、ファクタリングの審査が通らないと言う場合は貴社に問題があるということよりも

買取対象となる取引先に魅力や価値がない、リスクが高い

と言う理由が殆どです。

ダン

断られた=自社が危険だと思われている訳ではないので安心して!

ファクタリングを利用しても信用情報には残らない

また、先述したように金消契約とは違いファクタリングは売買契約となる為

ファクタリングを利用した場合も、金融機関にその取引記録は基本的に共有されません。

なのでファクタリングを利用しながら並行して銀行や信用金庫からの借入を行うことも可能となっています。

ただしファクタリング業者と売買契約を締結する場合、債権譲渡登記を必要とする場合があり

その場合は法務局等で概要記録事項証明書を取得すると、登記の情報を第三者でも調べることが可能となります。

ダン

ただし金融機関が積極的に概要記録事項証明書を取得することって少ないですから、金融機関への影響はそこまでないと考えられます。

ファクタリング業者はそれらの動向を知っているので、営業電話が多くなることがあるかもしれません。

金融機関への影響は心配しなくて構いませんので、利用の仕方を見極めて積極的に利用を考えましょう。

まとめ

最後までお読み下さりありがとうございました。

本日の記事でお伝えしたかった事

ファクタリングは金消契約ではなく、売掛金(債権)の売買契約

審査は自社の経営状況ではなく、取引先の安全性等を主に見ている

ファクタリングを利用しても信用情報には影響しない為、安心して利用が可能

 

金融機関での借入だけでなく、ファクタリングという新しい資金調達の方法も視野に入れて

貴社が安定した資金政策が行えることを願っています。

ダン

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