ブラタモリと言えば2008年からスタートし、
NHKでタモリさんが主演として出演しており
街歩きが趣味のタモリさんの独特の感性で道や道路、建造物にアプローチする
NHKとは思えない程マニアックな番組で人気を博していました。
そのブラタモリが、2024年の3月を以てレギュラー番組を終了することとなりました。
そこで今回はその終了となった理由について考察していきます。
どうぞ最後までごゆっくりとご覧ください。
ブラタモリ 終了の理由はタモリの体調不良?
制作側はタモリの体調不良を理由に挙げていない
ブラタモリの制作サイドの発言としては
となっており、表向きはタモリさんの体調不良が理由ではありません。
タモリの体調不良が理由として考えられた理由
タモリさんの体調を考慮してレギュラー番組が終了になった、と考えられる理由は幾つかありますが
代表的な所を挙げると
2024年で79歳を迎え、高齢となった為
笑っていいともの時から、番組中にふらつくなどの体調不良を思わせるような言動があった
奥様の体調の問題(2017年に目の病気が週刊誌で報じられた)
などが挙げられます。
しかし笑っていいともの終了理由も、タモリさんの体調理由によるものではないと発表されていますし
タモリさん自身もそれを否定していますから、年齢による衰えが直接的な番組終了の引き金となったことは
考えにくいでしょう。
ただし2023年を迎えるにあたり、2022年末にタモリさんが自身の口で語られた
「新しい戦前」という表現から考えると、これまでのような仕事の仕方に関して
価値観が変わった、という可能性も考えられます。
こればっかりはタモリさんしか知らない…
復活はあり得るのか?
ブラタモリのレギュラー番組については終了を宣言されたものの、
いわゆる完全終了という形ではなく、特番等での限定的な復活については
含みを持たせていることから、何かのタイミングで特番と言う形で放映される可能性は十分にありえそうです。
ブラタモリ 鎌倉編など人気だった理由
番組そのものが高いレベルでの「学問」の融合
ブラタモリが視聴者から愛された理由の一つとして、
番組そのものに沢山の学問の要素が詰め込まれており、なおかつエンターテイメント性も失わないという
絶妙なバランスであったことが挙げられます。
と言うのも、一般的な学問の番組であれば特定の分野に特化した内容になるのが通例ですが
ブラタモリは一つの番組に考古学、歴史、地学…と実に様々な学問が入ったコンテンツとなっており
それが様々な分野に対し見識・興味のある方を引き寄せる内容となっていました。
教養のごった煮みたいな番組になっていたんだ。
加えて、そのナビゲーターを務めるタモリさんが芸能界屈指の博学であることも相まって
番組を見て、タモリさんの話す内容を聞くだけで様々な学問の奥深さや歴史的背景に触れることが出来
視聴者目線で考えると、毎回ブラタモリを見るたびに
「そうだったんだ!」「勉強になった!」と思うことが沢山あったのです。
スタッフの取材力と執念 制作でぶつかることは日常茶飯事
そしてそのクオリティの高い番組を可能にしていたのが、制作スタッフの取材努力です。
首都圏だけでなく、47都道府県全てでの番組を行いましたが
どの都道府県であっても地域の研究者の所に足を運んで徹底的に取材し、
それらをまとめて要約し、ようやく視聴者のもとに番組として届ける、という力の入れよう。
上っ面だけじゃ出来ないから、取材する側にも相応の専門知識が必要だったんだよ。
そして得た情報をどうやって視聴者の方にわかりやすく伝えるのか、という観点で
制作をしていく為、専門家や取材した人と
「それでは内容が変わって来る」
「それだと伝わらない」
とぶつかることもしばしばで、視聴者の為に納得のいく作品を仕上げようという執念がすさまじかったのです。
だからブラタモリで取り扱われる学問の内容については極めて専門性が高く、更に正確であったことから
知的好奇心の高い一般的な視聴者だけでなく、研究者や専門家の間でも評判が高かったようですね。
人気アナウンサーの為の登竜門?としての側面も
そしてナビゲーターであったタモリさんと一緒に番組の進行を進める女性アシスタントの方も
豪華な布陣となっていました。
- 初代アシスタント :久保田 祐佳(くぼた ゆか)
- 二代目アシスタント:首藤 奈知子(しゅどう なちこ)
- 三代目アシスタント:桑子 真帆(くわこ まほ)
- 四代目アシスタント:近江 友里恵(おうみ ゆりえ)
- 五代目アシスタント:林田 理沙(はやしだ りさ)
- 六代目アシスタント:浅野 里香(あさの りか)
- 七代目アシスタント:野口 葵衣(のぐち あおい)
となっており、みなNHKのアナウンサーであることが特徴となっています。
普段はタモリさんがゲストの話を聞く役に回ることの多いポジションですが、
ブラタモリはタモリさんが主役となって主に場を回し、加えて
台本がないと言う完全にアドリブな番組だったようですので
アシスタントの方もタモリさんの無茶ぶりや流れを見て即興で話さないといけないなど
大変な面もあったことでしょう。
しかしブラタモリのアシスタントを任されたアナウンサーの中には、
その後看板番組の担当になるなど出世していったケースもあった為
アナウンサーのキャリアを考えると登竜門と言う位置づけにあったのかもしれません。
ブラタモリ 再放送はある?DVDや本は?
木曜日に再放送
ブラタモリの基本的な放映時間は
土曜日の19時30分~45分枠の番組となっていますが
木曜日の23時50分~セレクションという形で放送があります。
ただしこちらは最新回の再放送と言う形ではなく
ブラタモリの中でも人気があったり、反響があった回を厳選して紹介するコーナーとなっている為
必ずしも見逃した番組と同じものが見れる訳ではない点に注意が必要です。
過去の番組はDVDや本で見れる?
過去の番組は再放送という形でしか見れませんが
書籍で放送された分がまとめられており、そちらを購入することで内容を確認することが出来ます。
それぞれの地域毎に情報がまとめられており、旅行する際の新たなお供としても注目されていますので
こちらを見ながら、見逃した分を追いかけることも面白いかもしれませんね。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
ブラタモリがレギュラー番組終了と聞いてガッカリされたファンの方も多いと思いますが
特番等でまた見ることが出来る機会も残っていそうですし
これまでの作品を振り返りながら、特番を楽しみにしたいところですね!